激闘!最強忍者決定戦!
俺は忍者だ。俺の家は代々忍者をしていて、小さな頃から忍者の修行をしてきた。また、家に伝わる禁断の忍術も受け継いだ。
「これは非常に強力な忍術だが、その反面危険でもある。だから迂闊に使うんじゃないぞ」
禁断の忍術を受け継いだ時、父にはそう言われていた。
その後、俺は最強の忍者を決める大会「最強忍者決定戦」に参加した。理由は金に困っていたからだ。この大会に優勝すれば大金が手に入る。
決勝戦まで駒を進めた俺は、強力な火遁の術を操る恐ろしい忍者と戦っている。
「ふふ! いくらお前でも俺の火遁の術は破れまい!」
「クソ! こうなったら禁断の忍術を使うしかない! いくぞ『分身の術』!」
分身の術を使った俺は100人に増えた。100人になった俺は数の暴力で相手を圧倒し、ボコボコにしてやった。こうして俺は「最強忍者決定戦」に優勝し、賞金を手に入れることができた。
「やったぜ、優勝だ! それにしても何で『分身の術』が禁断の忍術なんだろう? こんなに便利な忍術なのに……」
しかし、その後俺はこの術の恐ろしさを味わうことになった。100人に増えた俺たちは獲得した賞金をめぐって大乱闘。その途中本体である俺は倒され、賞金を分身達に1円残らず奪い取られてしまったのだった。
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