命の授業

 とある小学校のあるクラスで、担任教師の提案により子豚を飼うことになった。


 教師曰く「命の大切さを学ぶため、みんなで育てて、大きくなったら食べよう。普段食べているのもはかけがえのない命をいただいているということを自覚しないといけない」とのこと。


 大切に育てられた豚は大きくなったが、児童達は豚に愛着が湧いて屠殺を躊躇した。


「じゃあ食べるどうかを多数決で決めよう」


 そう教師が言ったので投票を行ったところ全会一致で『先生』を食べ


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