俺氏、一人で眺める
かくかくしかじかけいはっかく、俺は一人でダンジョンに入ることとなった。
理由は、まあ、なんだ。アレだ。
その、うん。俺以外のクラスメート全員がパーティー組んで潜ったからだ。
その際にアンクルは「グレン・アスフォール殿は最強ですからパーティーなどという形で足手まといと共に行動する意味はないですからね。ソロというのはある意味で当然の結果です」とかいう何一つ、フォローになってないフォローしてきた。
実況役のお姉さんは「グレン君はこのダンジョンを知り尽くしていますし、グレン君に活躍の場面を奪われて自分たちのランキング結果が芳しくない形となることを考えて敢えて仲間にしなかったのかも知れないですね」と言ったが、これは、まあ言われてみれば確かに納得は出来た。
事実、もし俺がパーティーを組んで潜ったら俺最強だからし過ぎて、活躍の場は奪ってしまいそうだ。
フャーーー。
過ぎてしまった物はしょうがない。
一人でダンジョン攻略するか。
俺が作った全てを知り尽くしているダンジョンの攻略を。
・・・・・・・・・
それって何が楽しいの?
でもなあ、せっかくだしRTAでもしようかな。
でも俺がRTA走ったら他の人の迷惑というか妨害になるだろうな。
どうしようかな。
気持ち、他の奴らのダンジョン攻略を眺めていたいという気持ちはある。
特にモブイのダンジョン攻略気になるな。
主人公もどきは気に喰わないし、妨害工作をしてもいいかもな。それはそれで楽しそうだ。
やっぱり楽しいことが一番重要だしね。
どうせ俺はソロ攻略確定だし、俺以外のAクラスの皆のダンジョン攻略が終わってからRTA攻略しよう。
よし、そうするか。
俺はその場に無詠唱で椅子を創造して座りながら、探知魔法を全開にしてダンジョンの全てを把握する。
上のモニターを見ても良いが、俺の探知魔法ならかなりの精度というか、普通の人が普通に眼でみる以上に細部まで探知をすることが可能だからな。
せっかく眺めるなら全力で眺めよう。
さあ、楽しみだな。
――――――――――――――
短くてすみません。
次回はモブイ視点からいきなり始めていこうかなと思ったり思わなかったり・・・。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます