俺氏、眷属達の為に重労働を負わされる
大量にアイテムやら神器やらの作成依頼が部下達から来た。
何を言ってるか分からないかもしれないが、大丈夫だ。俺も何を言ってるか分からない。
さて、真面目にアイテムと神器を作ろうか。
どうやら魔邪神信仰壊滅の為に必要らしいからな。
ここで、俺が面倒とかいって作らなくて犠牲者が出ても嫌だしな。しょうがない頑張って作っていきましょう。
という訳で俺は一人でコツコツと依頼されたアイテムと神器を作っていく。
素材は眷属達が潤沢に用意してくれているから問題はないが、量が多い。いやマジで量が多い。
錬金魔法を極め、極めてからも日夜錬金作業に励み、励みまくり、腕を高め、レベルもゲームの限界である100を超え、人間を辞めている体力を持っている俺じゃなければ、絶対に無理だろって量の依頼を消化していく。
死ぬ気で頑張って、2日間一睡もせずに依頼されたアイテムと神器を作成しきった。
品質はもちろんどれも最高級以上だ。
いやマジで俺は頑張った。超絶頑張った。
全部のアイテムをハンゾウに渡したし、これで後は俺の優秀な部下達が魔邪神信仰をぶっ潰してくれるだろう。
さて、寝よう。
今は睡眠こそが至高。
―――――――――――――――――――
アルティメットホムンクルの一人であるハンゾウは一人感動し震えていた。
何にと問われれば、それは自分の敬愛すべき創造主様に対してである。
今、ハンゾウが受け取ったアイテムと神器は錬金魔法を得意属性としてレベルも7を超える超ベテランの人達100人以上が10年以上かけて、作成する量であったのだから。
否、中には神器やアイテム・オールエリクサーといった創造主様でなければ作れないような物が多数存在した。
どれもこれも神でなければ生み出せれないようなものであり、大国の国宝に認定されるようなものばかりであった。
それらをたった一人でそれもたった2日で作り上げた。
こんな偉業を成し遂げられるのはやはり創造主様しかいない。
そんな、創造主様によって自分は生み出され、そして仕え、役に立てている。
嗚呼、なんと素晴らしいのだろうか。
創造主様、いや。
「殿の期待に応えるべく某全力で魔邪神信仰を壊滅させるでござる」
ハンゾウは創造主様の作り上げたアイテムと神器を各地に配布するのだった。
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