universal
星の歌が聞こえるかい?
空を見上げて、そっと耳をすませてごらん。
無限に広がる宇宙の片隅。膨大な記憶を宿した光は、消滅に向かって煌めき歌う。
500光年離れたあの赤い星は、もうすぐ歌うことをやめるだろう。けれど、終演を迎えるその時まで、星はけっして歌うことをやめたりしない。
不思議ではない不思議。ひっくり返ることのない普遍の原理。
それでも、今を歌いたい。歌わずにはいられない。
星の歌が——叫びが、聞こえるかい?
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