幕間1 灯藤オリザの養老山Deep探索生配信に対するみんなの反応集 -前-






※この動画は、『灯藤オリザの養老山Deep探索生配信』内での視聴者のコメントをピックアップしてまとめた動画です。








~養老山しゃかりき老人ホームでの昼食休憩




○「えっ? ジジババ処刑施設?」


○「違う違うw 養老山しゃかりき老人ホームの遊興施設やw

 危なそうに見えるけど下の網にガチガチに防護魔法組んであるから見た目以上に  

 安全やで」


○「そのしゃかりき老人ホームとかいうふざけた名前、正式名称なん?」


○「施設収容者が鉄骨渡りする様子は老人ホームの公式配信で詳しく観れるぞ」


○「『養老』山なのに全然老人に優しくないw」


○「しゃかりき公式配信観てきた。チャンネル登録者数がオリザ並みに多くて草」


○「オレがこれやったら落下中に心臓麻痺で死ねる」


○「おじいちゃんおばあちゃんのぼやけ始めた脳には丁度良い刺激かもしれん。画期的なボケ防止なのか……?」


○「オリザ、ジジイの落下中も淡々とメシ喰ってて草」


○「隣の槍の男はまあまあドン引きしとるな……」


○「この老人ホーム入居料メチャクチャ高い高級老人ホームだからな。この鉄骨から  

 落下してくる老人がみんな上級市民という事実」


○「よし! 網よ破れろ!」


○「防護魔法暴走しろ!」


○「やめれwwww」






~ダンジョン探索中~



○「さすがに蛍光魔法が無ければ視界確保もあったもんじゃないな」


○「マジで穴掘っただけみたいなダンジョンなんやな。狭苦し過ぎる」




○「スパーク・ウィップ キター☆」


○「なるほど、こんな狭いダンジョンでオリザがどうするのか疑問だったけど、これ

 があったな」


○「同じスパーク・ウィップでも他の魔法使いと明らかにキレが違うよな? なん

 なんだろ?」


○「オリザはスパーク・ウィップ一芸で十分食っていけるレベル定期」




○「このおっちゃん、さっきの虫を普段は棍棒で倒してるの? 凄くない?」


○「義山厳太郎さんは普通に凄い人やぞ。中京地区のダンジョン動画配信はある程度 

 の規模になってきたら大体この人が監修なり同行なりしてるぞ」


○「巌門Deepの陸地部分を単独で全踏破したのってこの人だったっけ?」


○「そうこの人」


○「えっ、スゴっ!?」


○「アサルトライフルで凶眼半魚人とかドロウミガメとか対処出来るもんなんか?」




○「草」


○「草」


○「いやw 確かに気を付けないと槍が天井に引っ掛かるのはわかるw」


○「こいつ何しに来たんや?」


○「槍に関するチートスキルらしいけど……?」




○「ソヨギ?さん本業は公務員なんだな」


○「公務員って副業許されるもんなの?」


○「自治体による。本業に支障をきたさないレベルなら認められる場合もある」


○「てか、オリザと異様に距離感近くない?」


○「小中高で同じ学校だったって最初に言ってたぞ」


○「投げた槍を手元に戻すチートスキル……」


○「戦場に革命を起こすチートスキル(弥生時代以前限定)」


○「生まれる時代を間違えた男w」


○「いやでも、言う程ハズレでも無くね?」


○「もっとしょぼいチートスキルはあるにはある」


○「手元に戻すチートスキルに概念的な絶対性があるなら色々悪用が出来そうでは

 ある」


○「槍だけ国外に郵送して荷物を槍に括りつけて貰えば密輸とか出来たり」


○「ソヨギを地球外に送って槍をスペースシャトルとかに固定すれば推進力無しで重

 力を振り切れるかもしれん」


○「宇宙に前もって送られる牧村ソヨギwww」


○「海底の沈没船を引き上げるのもかなり楽になったりしない?」


○「『回収出来る範囲は槍を投げて届く距離まで』」

 「『ロッカーに閉じ込めた槍は出て来ない』」


○「あー……」


○「…………」


○「…………」


○「  撤  収  」


○「……チートスキルにしては慎まし過ぎないか?」


○「ロッカーごと動かすとかじゃないんだな……」


○「卑屈な感じになってる理由、何となくわかったわ……」


○「牧村ソヨギのチャンネル登録者のワイ、大舞台でも変わらぬ笑いのスタイルに

 満面の笑み」


○「ちょwww、この人のファンとかおるんかwww」


○「ロッカーから槍を出そうとする配信観てみ、短いけど笑える」


○「観てきた。この人絶対自分のスキル面白がってるなw」


○「いやこれ編集が面白いだけでは? ダンジョン配信者より編集とか動画切り抜き

 とかで活躍した方が……」


○「止めたげてぇ!」






~大空洞到着~



○「はぁ~……」


○「すっご……」


○「一気にふいんき変わったな……」


○「キノコが光っとる」


○「えっ? これ下まで行くの?」


○「この装備とメンツじゃ無理じゃね?」


○「下はクレイゴーレムだらけなのか……」


○「なんか準備が始まった」


○「目的地?」


○「ソヨギさんの槍来たで!」


○「陸上競技用の槍っぽいな。だいぶ短いけど」


○「先端になんか器みたいなの付けとる」


○「向こうの壁に向かって投げるのか?」


○「えっ? キノコ採るの?」


○「おっ、投げた」


○「キノコに当たった」


○「グングニル・アサインw」


○「すげーふわふわしながら戻ってくるのなw」


○「結構粘液取れてる」


○「えっ? これが目的?」


○「この低階層で発光茸の粘液採れるのは普通に凄いぞ。間違い無く穴場」


○「ダンジョンの奥でしか育たないキノコだっけ?」


○「そんなに凄いん?」


○「魔法化合物としての性質を持ちつつ化学化合物としてもかなり特異な性質を持っ

 てる謎物質。あのほんのり発光してる理由も魔法の効果なのか何らかの化学反応な

 のかすらよくわかってない。研究機関や大学とかがメチャクチャ欲しがる」




○「チートスキル発動のキーワード、無駄に格好良いなw」


○「本家のグングニルも、投げたあと手元に戻って来る槍だったはず……」


○「かっこ良く技名呟きながら単純作業繰り返してるの、なんかシュールや

  な……」


○「3回連続でハズレ」


○「いやでも道具使ってるとは言え、命中率かなり高いぞこれ」


○「飛行魔法でここまで来るのも難しいんか……」


○「そもそも飛行魔法を使える魔法使いが少ない件。高い場所を魔法で飛ぶ訓練

 がそもそも危険で難しい」


○「落ちると死ぬからな」


○「機械やらで代替出来る魔法って基本的に人気無いよな」


○「オリザの場合は爆発魔法の副産物でチートスキル由来の魔力キャパシティに 

 モノを言わせつつガチガチに防護魔法展開しながら飛んでるだけだからな。キノ 

 コの粘液採取向きではない」


○「キノコごと吹き飛びそう」


○「オリザのアレを『飛行』と呼んでいいものか……」


○「人間ミサイル」




○「ソヨギ、陸上部やったんやな……」


○「まあまあどうでもいい……」


○「てか、やっぱりオリザとの距離感近くね?」


○「いつもの感じと変わらなくね?」


○「義山に対する感じとソヨギに対するちょっと気を許した感じが微妙に違うのは

 わかる」


○「メス感に反応し過ぎw 童●かよw」


○「オレが女ならソヨギはまぁアリ寄りの顔ではある」


○「駄目だ、ソヨギが『グングニル・アサイン』って言うたび、ちょっとキメ顔にな

 ってるのがどうしても気になるwwwww」


○「これ絶対ワザとやってるよな、キメ顔」


○「チートスキルのこういう技名って、自分で決めるものなのか? それとも能力獲

 得時に本人の意志と関係無く決まるの?」


○「能力による。技名を口で言うのが能力の根幹に関わるタイプなら獲得時に決め

 られてる場合がある。ソヨギ氏の能力に関しては微妙。技名を言うのが能力発動の  

 トリガーっぽいけどそれっぽい言葉なら何でもいいのかもしれない」


○「『槍よ戻れ』とかで帰って来る可能性もある。何なら、念じるだけで戻って来る 

 かもしれん」


○「この能力に自分で『グングニル・アサイン』って名付けてたら逆に面白過ぎるわ

 w」


○「もう本人に訊けばよくね?」


○「スタッフさーん! ソヨギさんに『グングニル・アサイン』の名前の由来訊いて

 ぇー!」


○「山野辺P! お願―い!」


○「…………」


○「……お?」


○「…………」


○「…………」


○「おい! 苦笑いだけで済ますな!」


○「どういうことだよ!?」


○「牧村ソヨギ有識者のヒトどういうことか教えて!?」


○「さっきのファンの人!?」


○「ソヨギは自分の動画で能力の発動キーワードに関して訊かれたときも似たような

 あやふやな態度で明言を避けるね……」


○「間違いない、やってますわ。これは間違い無く自分で名付けてる……」





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る