80 昨日「桂八十助勉強会・第二回目」行ってきました
2024/09/29(日)19:55 かきはじめ
ちょっと涼しくなったら、途端に体調がダダ崩れだよパトラッシュ……。
皆さまは、いかがでしょうか。どうか、ご自愛くださいね!
さて表題の通り、昨日の記録を。
一、開口一番 犬の目 林家勘左
一、禍は下
一、みかん屋
仲入り
一、住吉駕籠
開口一番の勘左さん、初々しかった。それに、とても素敵でした! ちょっとネタ忘れっぽい事態もあったけれども、それも御愛嬌になるのは勘左さんの真摯さ影響が大きいと感じます。たしか、まだ十九歳だとのこと。初々しいながらも、若手の歌舞伎俳優さんのような風格を漂わせていらっしゃる方でした。
「ネタ自体は八分なんですけれども、八十助兄さんから『二十分、たっぷり喋ってくださいね!』と言われて……どうしよう」
なんて仰ってました(笑)。好感度すごいです!
「禍は下」
先日、桂りょうばさんで拝聴したネタ。いわゆる「おてつけさん」ところに行った配偶者に対して
「きいーっ」
となるのは本妻として当然の感情ですね(笑)。それを丁稚の定吉を問い詰めて暴露させる段階が、演者の差になるのかなあ。
(拙エッセイは評論しない。何故なら『評論家』然になれるほど知識がないし、大勢の演者さんを拝聴していない。ここに記していけることは『〇〇さんは、こうだったー! 〇〇さんは、こんな感じ―! どっちもステキー!』と、キャッキャウフフしかない)
定吉の眼前で「ぷんすか」状態になる、ごりょんさん(奥さまのことですね)。漢字を宛てると御寮さん。商家、
八十助さんが女性キャラを演じると「お茶目さん」になるんだよねえ。おそらく演者さんの隠しきれない個性や人柄が滲み出る箇所が、ここの場面じゃないかなあと感じました。
先日、りょうばさんで拝聴したときは、ごりょんさんキレキレになってても「無条件に可愛いな!」って心底から思えたので。
ところが八十助さん演じるごりょんさんは、キレまくることがない。キレる寸前でも理性が、めちゃくちゃ残ってる。だけど滲み出てくる「おちゃめさん」塩梅が絶妙にいい!
「みかん屋」
八十助さんで二回目の拝聴ネタ。ストーリー発端は「かぼちゃ屋」に似ている。紀州みかんを三百個持たされたはいいが、アホぼんはアホだから、行商場所の見当がつかないのだ(笑)。
そこからはじまる主人公と長屋の皆さまとの、てんやわんや。んー。いいわあああ。
こんな紀州みかん行商なら、ついつい買っちゃうなあ。
しみじみ感じたんですけれども。
徹頭徹尾、あたまのネジが飛んでる主人公でも楽しく生きていけるのが落語の世界なのだ。周りの人も非常にやさしい。皆で助け合って、多少の失敗も笑い飛ばして、つらいこともわかちあって生きていく世界。うらやましい。
そんなところに行きたいです! ほんと切実……!
「住吉駕籠」
昨日がネタおろしだったとのこと。いやーん、愉しませていただきましたー!
ちょっと前に桂吉弥さん(吉弥師匠、と記入するべきだろうか? クレームが来たらどうしよう)で拝聴いたしておりまして、八十助さんは一体どんな風に披露してくださるのだろうと、ワクワクしつつ拝聴いたしておりました。なんか、こう、なんていうか……こちらが、ちょっと見ていない間に、ものすごく変わった感がマシマシでした。つうか、それ……前回の勉強会でも感じたなあ。
近々、ドバイなどの海外にも! お呼ばれして行かれるとのこと。めまいがするほどの大出世じゃん!
わたし、一応は年季明け前から注目をしていたので……あくまでもファンの立場からですが、非常に感慨深いです。はじめて、お見掛けしたときに「わあ、この人すごい」と直観したときは、これほど売れるとは思っていませんでした。昨日の会も、直前までの予約時は二十席くらいしか埋まってなかったんだって。それが、本番では! いきなり! ほぼ満杯に! それらすべてが八十助さん御自身の人格と、努力の賜物でしょう。
ある年嵩の女性が八十助さん似顔絵のハンコ(女性ファンの方、みずからが作成したものみたいです)を、手渡しておられました。いいなあ、すごいなあ。わたしも器用だったら、そんなことできたのになあ。
あしたは桂りょうばさんです!
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