21 テレビメディアで広く顔を売るのは悪いことではない
けれど。
以下は「単なるわたしの感想ですからね?」
(とりあえず保険をかけておく自分)
あえてラジオメディアは、この項で俎上に載せない。含めると、激しく面倒くさくなる。
2023/09/08(金)かきはじめ11:32
江戸前でも上方でも、元芸人さんやNSC(吉本総合芸能学院)出身の方は多い。
このエッセイでも散々に触れている桂笑金さんはNSCの裏方側を履修していらしたそうだけれども(youtube「千里天神チャンネル」より)。
それはもちろんのこと、お若い頃にテレビメディアで全国区で有名になり、御弟子さんを取っても落語に戻らずに生涯を終えた笑福亭笑瓶さんのようなケースもある。
笑瓶さんのお師匠、鶴瓶さんのように「お若い頃は軸足をテレビに置き」今現在は寄席に精力的に出ておられる方もいらっしゃる。又、テレビの長寿番組の司会をされていらして、六代目桂文枝を継がれ(桂三枝、という御名前の方が馴染みがよい方もいらっしゃるだろう。わたし自身も文枝師匠というよりも三枝師匠、と言った方がが、しっくりくる)現状で寄席にも、新作落語のシナリオ作成も精力的に行っている噺家さんもいらっしゃる。
先日、新開地の喜楽館で鶴瓶師のお弟子さんが「わたしはテレビに出ていないから有名ではない(売れていないから、あまり愉快ではない)」かのような文言がマクラの中にあってね。
なんか聴いてて醒めちゃったなー。
噺自体も(時間配分など様々な都合はあっただろうが)、徹頭徹尾せかせかした口調で「あっ、わたしダメだ。この人、合わない」と思っちゃった。
そんなに売れたかったら師匠についてテレビに出てたら良かったやん。笑瓶さんみたいに。
以前に旧ツイッターで、誰かは忘れちゃったけど
「今日の喜楽館の客は15人しかいなかった、やる気なくした」
て書きこんでいる落語家さんがいらして。それみて、激しく嫌悪感を覚えた自分ですわ。
話が脇道に逸れましたので戻しますけど。
元芸人の桂三度さん、この人は偉いなあと思う。ジャリズムは結構おもしろかったよ。解散後は放送作家として名を成して、桂三枝師に弟子入り。
三枝師匠は先を見越したのか、三度さんには現場修行をキッチリやらせた。三度さんも師匠の言いつけ通りに、修行をやり通して年季明けも終えた。受賞もした。
テレビタレントに弟子入りして現場修行を一切せずにプチ単位の寄席集客力だけはある〇〇。名前は書かない。
このタレント、個人的に好きじゃない。ピンだったら絶対に木戸銭を払わない。
「いろんな人に忘れられんように、久しぶりに寄席に出てみっかな! でもウケるのかどうかわからんな! せや! 誰か若手で断り切れんヤツの落語会に出てみたらええ!」
かのような態度がプンプンする。
ネタの練習したいなら自分の配下の〇〇にくっついて、地方のどこでも行けばいいのに。それに、そのタレントめあてで来たギャラリーにウケてたマクラ……この前と一緒なんだけど。
その人って噺の途中で脇道に逸れまくりなのね。で、テレビ番組でウケていた歴があるから脇道トークも巧みだし笑えるわけよ。でもわたしは落語本体を聞きたいからお金を払ってんだよ! って思う(面倒くさい女だ、自分)。せめて噺本体が良かったら何も言わん、だがな!
そんなに他人に笑って欲しかったらテレビ世界に戻ればいい。
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