溢れた水を掬う。

はるかぜ

溢れた水を掬う。

溢れた水を掬う。


「あふれたみずをすくう。」と読む。


なぜこのタイトルにしようと思ったのか。


語りたい気持ちが抑えられないので、プロローグとして書くことにした。


溢れた水を掬う。


うん、我ながら結構満足している。私がこれを書こうと思った背景、今の私の状況等々をまとめた結果この言葉に行き着いた。そして何よりこの言葉の並びが私的にすごく美しい。


最初は「まっくら」というタイトルにしようと思っていた。


まさに今の私を表す最高の言葉だと思う。私は今、先の見えない真っ暗な道の上で立ち止まっている。


先の見えない真っ暗な道。うん、なんかありきたりな言葉すぎるか。


なんだろ、この先を見たいとは思えないし、できることなら見ずに歩くことを放棄したいけどそんな勇気はこれっぽっちもないから、真っ暗な道の上でうずくまっている。ってのが正しいかも。かも、、、?


まあ、そういうことだから「まっくら」というタイトルが真っ先に思いついた。


でも、しっくりはこなかった。


このエッセイにかける思いは真っ暗ではないはずなのに、タイトルが「まっくら」なのはなんだか違う気がしたのだ。


でも決してきらきらした前向きな言葉ではないことも分かっていた。きらきらした前向きな言葉では、どうしても自分を綺麗に飾っちゃう気がして、それが今の私にはなんだか違う気がしたからだ。


そもそも私はこのエッセイに何を書きたいのだろう。


美しいものを自分らしく表現したい。


前向きな言葉、後ろ向きな言葉ではなくて、自分らしい言葉を使いたい。


一見すると個性の尊重みたいに見えるけど、自分の中では少し違う。


自分が書きたいのは「美しい言葉」で、でもそれは多分綺麗事ではなくて、どうやって表現したら良いのか迷った末に『言葉を自分らしく使いたい』という結論に至ったのだ。


じゃあ、この気持ちを表す言葉ってなんだろ。


きらきらした前向きな言葉でも現実を忠実に表した言葉でもない。


なんとなく、ほんの少しだけ希望が見える言葉。


小説を再び書いてみようと踏み出した一歩が、大きな一歩への足掛かりになりますように。


そんな事を考え、私の語彙力でそれを表現できたのが「溢れた水を掬う。」だった。


ここでこだわったというか考えたのは、「溢れた」の読み方だ。


えぇ、初めから考えてた風に書いてはいるが、実は題名を入力してる時に似たような意味の読み方が2つある事を知り、そこでちょっとだけ真面目に考えたのだ。当の本人はニュアンスで題名を考えていたので、こんな漢字を使うことすら知らなかった。


自分の語彙力というか漢字力?のなさに自分が1番びっくりしてる。


そんなことは置いといて、「溢れた水」は現実の私を表現したつもりだったから、あえて「あふれたみず」と読むことにした。


そもそも、「溢れた」には2つの読み方がある。らしい、、


①溢れた、あふれた


②溢れた、こぼれた


同じ漢字で意味もそれほど変わらない。(としよう。)正確には全然違うけど、ニュアンスは一緒だから誤差にしちゃう。それに、私自身あふれたとこぼれたの違いを最近まで知らなかったから。


でも私はあえて「あふれた」と読むことにした。


それは、「掬う」ことを考えた時にあふれたとこぼれたではなんとなく違う気がしたからだ。


仮にコップから水が場合、そのコップにはすでに満タンに水が入っているわけだから別のコップを用意して水を掬わなきゃいけない。


一方、コップから水が場合、そのコップにはこぼれた水が入るだけのスペースがあるからそのまま掬うことになる。


この状況を自分に当てはめた時、私はあふれた方だと思ったのだ。


私は近々別のコップを用意することになる。


いや、なんか違う。


用意することになるというか、用意するしかなかったという方が正しいかもしれない。


だから、題名を「溢れた水を掬う。」「あふれたみずをすくう。」にした。


溢れた水を掬うように、自分も前を向いて歩き出せますように。


そして、このエッセイを書こうと思った一歩がその足掛かりとなりますように。


そんな思いを込めて、題名をつけた。


そして、こんだけ考えたからには文章として残したくなった。


だから、今に至る。


なんだろう、書きたいことがきちんと書けてない気がするというか、言葉が自分を飾ろうとしてるというか、なんだかすっきりはしない。


話の流れもよく分かんないし、だらだら書くしで、ちょっとがっかりしたりもする。


わざわざこんなよく分からないエッセイをここまで読んでくださった方はきっと、この人は一体全体何をこんなにも熱弁してるのだろうという気持ちになっていると思う。


分かるのよ、すごい分かる。


だって書いた当の本人がそんな気持ちになってるのだから。


でも、許してくだせえ。


これ、5ヶ月ぶりに文章を書き始めた私の第一作品目なのですよ。


なんか日本語がおかしい気もするが、ニュアンスが伝わってればそれでよしとしよう。


まあとにかく、めっちゃ薄目で見たら日本語が書いてあるのでこれでいこうと思う。


おっけー、おっけー。


じゃっ、終わり。


















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