第6話
僕の部屋から中庭を一望できる
しかし、出入りができないように
常に窓には施錠されていた
明日の法要を控え、早めに床につく
ぐわぁ…
ぼしゃん…カラカラ…
中庭からかすかだが、物音と悲鳴が聞こえた
ん~~!!
僕は金縛りにおそわれて、動けなくなる
中庭から、読経する声
人が僕の部屋に入ろうとしていた
ビッシャ…ビッシャ…と足音がする
……おいおい…やめてくれ…
固く目をつむり、息を殺す
ピシッ…窓にヒビが入る音
僕は金縛りを解こうともがく
……来るな!来るな!
足音はビッシャ…ザザッ…と
部屋の中をうろつき始めた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます