第4話

お盆休みを取り、実家に帰省する

僕の実家は、山々に囲まれた山村だ

都会に揉まれた者にすれば

別天地に感じる山里…のどかだ

そして…癒やしだ

最寄りの駅に着くと


よう来たのう、洋平

伯父が迎えに来ていた


ご無沙汰しております


さぁ、本家に行こうか…

爺さんが待っとる


僕の祖父は米寿を迎えているが

元気な老人だ…

禁忌の場所にある蔵を探索したのは

都会の大学に行く前だった…

かれこれ、7年になるか…


洋平、蔵を壊す事になったよ…

それでな…明日、法要をするさ


蔵って…中庭の?

けど…禁忌の場所とか言われているんじゃない


あぁ…まぁ、代かわりをした事もあって

蔵を壊して、離を建てるさ


ふ~ん、誰か暮らすの?


そうゆう事さ…手伝ってくれな


ふと、古文書と櫛とかんざしを思い出していた

……爺さん、供養したのかな?




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