エピローグ ギリギリ国家ローマイツ王国
そしてまた三年後。
あのあとローマイツ王国は見事前線を守り抜き勝てたとは言わないがマリア大森林を取り返す事ができた。
そして、
「リヒテンシュタイン。今の現状を話してみよ。」
「はい。父上。今ローマイツ王国はヘッセルン大公国と防衛同盟を結んでおり、その見返りとしてセントビンセント大聖堂をヘッセルン大公国に売り、友好国大日中帝国に金銭面での支援、また軍備拡張のための備品提供をしてもらっています。」
リヒテンシュタインが言っている通りギリギリ守れる状態になっている。
「ボロボロ国家からギリギリ国家になりましたね」
「がははははは!!面白いことを言うのぉ」
「父上、話は変わりますがいつ退位されるのですか?」
「そのことなんじゃが、太陽の日に退位してしまおうかと思っての。」
太陽の日とは明後日という意味だ。
「そんなに早く...」
「儂は戦争のことでもう疲れた、あとは任せたぞ息子よ」
*
そして退位の日
「国王陛下が退位されます!」
パチパチパチ!!
国民からの拍手が国中を覆う。
国王は豪華な馬車に乗り首都を一周する。
「「「「万歳!万歳!万歳!」」」」
国民の完成は翌日まで続いた。
一章完
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