(四)-2
俺は倒れた曹長の所まで来た。二〇ミリ砲の弾が腹を貫通していた。これではもう助からない。
しかし、少しおかしいと感じた。曹長の腹には穴が開いていたが、血が全く出ていないのだ。しかもそこには金属製のパーツや電装系のコードなどが見えた。
「何なんだこれは?」
俺の口はそう発音せずにはいられなかった。
「よう、アサヒ」
俺はそう声を掛けられた。振り向くと背後には米海兵隊特殊部隊の隊長であるケリー・アンダーウッドがいた。さらにその後ろには彼の仲間七名とその後ろには横田基地所属のオスプレイが着陸しているのが見えた。彼らもここへやってきたのだ。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます