第14話 マナ

「素晴らしいです〜では魔法を使ってみるところは飛ばしていきましょう〜」


なんか期待は増えた気がするがめんどくさい作業をする必要が無くなったようだ…一旦今のところはいい感じだ。


「次は魔法を使った時に体に流れるマナを認識してみましょう〜」

「マナ?」

「そうですマナです〜マナは色んな生物が持っておりヒトは心臓の辺りにマナを貯める魔臓があります〜魔法を使う時はそこからマナが手先などに流れて使っています〜」


魔法ってそうなってたんだ…でも今まで認識してなくても使えたぞ…?


「マナを認識しなくても魔法は使うことが出来ますがマナを認識して打った魔法は威力を調節したり性質を少しいじったりできます〜」


マナを認識するとかなり自由度が上がるみたいだな。これは習得したいな。


「そしてマナを体に流して体を強化する剣士もいますよ〜」


これだ!!これをできるようになって剣術の練習をサボろう!!


「先生!マナはどうやったら認識して動かせるんですか!?」

「お〜…急に食いついて来ましたね〜いいですね〜やっていきましょう〜」

「はい!」



「まずは私の手を握ってください〜」

「はい」

「今からシュウ様に私のマナをゆっくり流していきます〜最初ゾワゾワするかもしれませんが我慢してくださいね〜」


そういうとカリンから何かが流れてるのを感じた。確かにちょっとゾワゾワするな。


「…なにか流れてきた気がします」

「はい〜それがマナです〜では次はさっきのマナを自分の中から探してみましょうか〜」


そういうとカリンは椅子を持ってきた。


「脱力してた方がわかりやすいので椅子に座ってやりましょう〜」


椅子に座って自分の心臓辺りを意識してみる。ん〜見つからないな…こういうのって大体すぐ見つかるのが相場で決まってると思ってたのにな…


「マナの感覚をもう1回試したかったらまた流しますから言ってください〜」




数時間後。

何度かカリンにマナを流してもらいつつやっと自分のマナがわかった。


見つかりにくいのもそのはず、僕が想像していたより結構大きかったのだ。ずっとマナの中からマナを探してたみたいだ。とりあえず良かった〜これで楽できるかも〜


「よくできました〜今日はここまでにしましょう〜明日から自分のマナを動かしていきましょう〜」


──────────────────

個体名:シュウ・フォン・シュバルツ

種族名:人族

年齢:3

性別:男

LV:8

称号:シュバルツ侯爵家嫡男

(異世界転生者)


HP:55/55

MP:1150/1151

STR:11

DEX:11

VIT:11

AGI:11

INT:116

MND:116

LUK:100


スキル

《寝る》

《怠ける》

《知る》


魔法

《生活魔法》『ウィンド』『ウォーター』

《風魔法》『ウィンドスラッシュ』『ウィンドシールド』『ウィンドバレッド』『ウィンドハンマー』


─────────────────






今作を読んで頂きありがとうございます!!作者の大洋の塔です。

誤字脱字等ありましたらすみません!

少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る