異世界で怠惰の王になる!!

大洋の塔

第1話 光



僕の名前は星原翔。

少し体が弱いのを理由によく高校を休んでいる高校二年生だ。まあ普通にめんどくさい時も休んでたんだけどね〜。


今日はいつも通り学校に行くか迷ってしぶしぶ学校に向かっていた。嫌な気分を少しでも和らげるためにも音楽を聴きながら。そのまま歩いていたら急に後ろが光った。


何事かと振り向くと、僕は見たことがない場所にいた。ただただ真っ白な空間。なんかラノベで神が出てきそうなところだな。


「神が出てきましたよ。」

「え?」


自分の心の声に返事をされて思わず声の方向に振り向いた。するとそこには、虹色に輝く光があった。ほんとにこれが神なのかな?


「本当に神ですよ、星原翔さん。」


なんかすみません、疑っちゃって…。


「僕はどうなってここに来ちゃったんでしょうか?」


「あなたは死んでしまいました。」


ん?


は?マジで?


「はい、マジです。あなたは後ろから来ている暴走車に音楽を聴いていて気づかず即死です。」


なんか死ぬならもうちょっとかっこよく死にたかったかもな…まあいいか…めんどくさいし…


「僕がここにいるってことは今から天国とかにいく感じで呼ばれたんすか?」


「いえ、あなたにはあなたのいた世界とは違う世界に転生して頂きます。」


王道のラノベ展開来たな…


「なにか使命とかあるんすか?」

「ないですね。強いていえば新しい世界に言ってもらうことですね。あなたが行くことによって世界のエネルギー総量を調整するのが目的ですから。」

「え?僕ってそんなにエネルギーあるんすか?」

「いえ、あなたは言わば鍵のような役目です。あなたを送ったタイミングで私が世界に干渉し、調整するという形です。」

「てことはあっちの世界では好きにしてていいってことっすか?」

「そうです。」


うーん、とりあえず僕にめんどくさそうなことが押し付けられる感じじゃなさそうで安心した。でも、縄文時代とかに飛ばされたりするのは嫌だな〜。


「そこは大丈夫です。そちらの世界で言う中世程まで文明は発達しております。」

「そんなんすね。他に違うところってあります?」

「魔物がおり、スキルを使って戦っているようなあなたの思っているライトノベルに近い世界ですね。」


え?魔物倒すの?めんどくさいし勝てる気がしない。


「僕にもスキルって貰えるんですか?」

「ええ、3つまで渡すつもりです。」

「それって選んだりとかは…」

「できますよ。10万以上あるので好きなものを選んでいただいて大丈夫ですよ。」


え…もう既にめんどくさそう…まあ字を読むのは嫌いじゃないんだけど説明文が続くのはきついな…


「であれば私があなたの性格を加味しつつ必要そうなものを選びましょうか?」

「あっお願いします。」


即決だ。探してもいいものに巡り会える気もしないしな。


「では貰えるスキルは転生してからの楽しみに取っておきましょう。星原翔さん、来世をお楽しみください。」

「え?もう行くんだ!?」


その時、神様の光が強くなり、僕は眩しくて目を瞑った。


〈スキル:《寝る》を獲得しました〉

〈スキル:《怠ける》を獲得しました〉

〈スキル:《知る》を獲得しました〉




今回は作品を読んで頂きありがとうございます!

今作は私の処女作ですので読みにくかったり、誤字脱字等ありましたらすみません!

少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです!!

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