異世界から転生した暗殺者、配信者になる

第13話完結

あれから時が経ち高校3年の春、動画配信サイトは世界中で注目され、5000万人が登録している。

皆それぞれがテレビやラジオに出演したり、アニメや映画、CMに出演したりしている。オリジナル曲も何曲か出してライブを開いた。

後輩が何人も加入した事によって配信部は50人いる。

自分たちの会社や家族の事を紹介したおかげで上杉コンツェルンと氷室コーポレーション、美容品・ファッションブランドOTOME、拓斗の父親のジム、神楽坂の母親のモデル業など海外にまで広げて大躍進を遂げている。

有名になった影響か告白を何回か受けるが読心術の心得がある俺には純粋な恋(憧れやお金、容姿目当てだった)じゃないとわかったから丁寧に断った。

実は今、恋人はいるんだがまあそれは内緒だ。

これから理不尽なことに悩まされることも多々あるだろう。そんな時は前世を思い出して頑張ろうと思う。後、今まで暗殺者っぽいことをあまりしてないと思っただろう？実は今まで大した事件も無かったように書かれていたのは暗躍して事前に怪しいやつを調べてそれとなくそいつの悪い噂を流していたからさ。まあ上杉コンツェルンの力も使ったけどね。

最後に俺が何故、配信者をしたかったかと言うと、この世界で生きた証というものが欲しかったからかな。前世では誰にも自分のことを教えてないまま死んじゃったからね。願うなら友人や家族に看取られて死にたいね。

まあ色々喋ったけど、これからの人生まだまだ続きます。だから精一杯楽しみたいです。