第7話学級決定、友人紹介します。
今日クラスが決まる。どんな人と同じクラスなのか楽しみだ。
玄関の前に掲示板が置かれている3学年全てが置かれているため結構な人が並んでいる。およそ300人ほど。他の学校と比べ授業中でなければ通信機器やゲームなども使用可能であり課題もない自由な校風で、話し合いを大切にした授業。野球やサッカー、水泳、テニスなど専用のコートが多くあり学校の敷地内の半分以上がスポーツに使われている。食堂では500円で食べられる日替わりの定食が3種類あるのだそう。1学年300人でA〜Hまでのクラスがあり、全てがランダムでクラス分けされるため、クラス替えでも余り変わらない時も可能生としてはあるため、合同授業が週に2度ある。
そろそろ前の人たちはいなくなってきた。
どこにかなーどこかなー、あった。E組だ。知っている奴もたくさんいるし一先ず行こう。
広い校舎の中を入学式で配られた冊子に描いてある地図を頼りにクラスを探す。A、B、C、Dあっ、ここだ。1ーEと書かれた看板を見て扉を開く。
「おはようございます。」(挨拶は大切にするというのが家の教えだ、ハキハキと言った。こういうのは
相手の印象に残るようにするのが良いのだ。
「あっ羅威疾、おはよー」
こいつは早乙女秋だ。女みたいな名前で女みたいな顔だがこいつは男だ。こいつの母親が化粧品ブランドOTOMEの社長をしているため化粧を毎日しているがそのせいで余計に女に見える。こいつのお姉さんはかっこよかったのに何故なのか。
「おっライトじゃねえか。」
こいつは獅子堂拓斗だ。男らしいイケメンだ。運動神経が良く色んな部活の助っ人をしていた。こいつの父親がプロボクサーだった。今はボクシングを教えたりジムを経営している。おれもたまにジムに通っている。熱くなりやすいがこの高校へ通えるレベルに頭はいい。
「あっらい君、おっはー。」
こいつは神楽坂蘭。髪は短くまとめてある、ボブというらしい。Lanとしてモデルをやっている。なかなか有名だ。こいつの母親もグラビアをやっているらしい。見たことはないがこいつの母親なのだから可愛い系なのだろうか?しかしこいつは人との距離を詰めるのが得意ですぐに友達を増やすのは尊敬できるが、なぜこうも距離を近づけるのかがいまだに理解できない。
「あら、皆様お集まりのようで。」
こいつは氷室冷凪、母親がアイスランド人らしい。だからか前世の貴族のような(ヨーロッパの人に近い顔立ちで貴族は総じて裕福で綺麗だった印象があったため)綺麗な美人顔だ。黒髪茶目である。何故か俺の方を見るとすぐに目を逸らす。いつものことだが。
「もうすぐ時間だよ、席につかないと、だよ。」
こいつは青木咲夜。動画編集、プログラミング、ゲームが上手い。両親ともにホワイトハッカーらしく、いえにはそういう仕事に使うような機材が多かったらしい。だから自然とパソコンを使うようになったとのこと。こいつのことは何故か途中途中区切られている、これはもう癖で治らないらしい。
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