明日へのまいにち

第1話 わたしの幸せな時間

文章を書いているときが幸せ。

　特に失敗談が、自分でも可笑しくて笑えます。

失敗談あれこれ

　踏切内でコケた。

　曲がり角でコケた。

　車道から歩道にのぼるときにコケた。

　膝小僧は血まみれ、治ったらどす黒い痕が残っています。

　おしゃれをしたくても、ケガの痕が気になります。

　短パンやスカートを穿くことができません。

　おとなになってやらかしたから、もう元どおりにはならないかもしれない。

　肌を戻す方法は、ないのかな……。

　韓国でプチ整形すれば、絶世の美女になる？

　コケて元に戻ったら意味ないじゃん。

コケるのが一段落ついたら、今度は骨折。

　宅配便を取ろうと急いで移動中、途中の椅子に右足の小指を突っ込んでイタタタタ……。

　全治６ヶ月ですよ（笑）

　小指がソーセージみたいに赤くふくらんでしまいました。

　おいしそうです。

　スーパーの売り場にプレゼントしたい。

　お中元に贈るよろこび、プライスレス。

　この腫れは、10月まで続くとか。

　最初の２週間だけギプスをはめ、最近は、はずしています。

　普段は平気ですが体重を載せると痛くなる……。

　「だいじょうぶかな？」と体重を載せてみます。

　おずおず。

　これは当然の権利ですぞ。痛いけど、止めたってムダです。

　どこまで治ったのか、知りたいじゃないですか。

　痛いけど、この程度で良かったなあ。しあわせだなあ。

　よくあること、よくあること。

　あとは、腰痛ですかね。

　パソコン前に長時間すわっていると、腰も痛くなる。

　まるで年寄りみたいに腰を丸めて、「イタタタタ……」

　田植えをするお百姓さんです。

　頭はうつむき、腕はキーボードで田んぼならぬＰＣに文字を打ち込んでいる。

　この文章にも、八十八の苦労が宿っている（？）

　こんな痛みと戦いつつ、文章を書く。

　文章が完成したときの達成感が、わたしの幸せな時間なのです。