開催された自主企画から参りました。シンプルなタイトルが心惹かれますね。恋愛×ミステリー×ホラーという複合ジャンルも新しいと思いました。
カクヨムはミステリーが少なく、あってもライトな作品が大半なので、貴作のような地の文多めの作風は好みです。
ルビーを巡る恋愛模様がどう展開するか、大狼にまつわる真実がどのように解明されるかなど、気になる要素が満載で、続きも読んでみたくなりました。
作者からの返信
コメントありがとうございました。お返事が遅くなってしまい申し訳ないありませんでした!
タイトルや地の文には本腰を入れているので、その点を褒めていただけてうれしいです。他の作家さんとは一線を画した作品を作りたいので、これからも頑張ります!
企画から参りました。
序盤から読ませる地の文で物語に引き込まれました。
森に隣接した小さな村の閉鎖間が凄くリアルです。子供達を自分の価値観に縛り付けようとする母親も。
私自身ど田舎出身なので、あの息苦しさと生きづらさを思い出しました(苦笑)。田舎はとにかく人間関係が濃く、そして大人達は子供に、「都会は冷たい人間だらけの怖い所」と吹き込んでいました。洗脳ですね。
いつかルビーやジャックには外の世界へ出てもらいたいですが……、そうは問屋が卸さない雰囲気がビシビシ出ていますね。
先が気になるので、ゆっくりとですがこれからも拝読させて頂きます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私も田舎育ちなので、彼らの息苦しさ、村独特の閉塞感などを上手く書けるように頑張りました。そこに気づいてくださってとても嬉しいです!
私は「都会の食べ物を食べたら病気になる」と洗脳されていました笑 これからも読んでくださると幸いです。
美しい地の文の言い回し、魅力的な登場人物たち、先が気になるストーリーテリングの手腕の素晴らしさ。どれをとっても素晴らしい作品です。
村長の愚かな判断に付き添うことになった男たちの不憫さには流石に同情しました。これからもこの村長の指示に従わないといけないとなると先が思いやられますね。近い内に村の内部で大きな揉め事が起きそうな気配がします。ルビーとハワードとジャックの3人の関係性が今後どうなっていくのか、大狼とどう対峙していくのかゆっくり拝読させていただきます。
作者からの返信
七里田さん、コメントありがとうございます✨
ルビーやジャックの関係性や、村の雰囲気など、たくさん気をつけながら書いているので、そう思ってくださって嬉しいです💘
これからもよろしくお願いします🙇
改めまして。島本と申します。
カメムシさんのところから来ました。
現在公開されている7話まで拝読させていただきましたが、
重厚な物語で、とてもワクワクしながら読んでいます。
恋愛×ホラー×ミステリーということでここからどんな展開になっていくのか楽しみです。
好きな所をいくつか。
1話でのルビーとジャックの会話シーンはキャラクターの特徴がすごく出ていて良いなあと思いました。
導入から10年経って、どんな風に成長したのかをイメージできる感じで。
また、この雰囲気が鐘の音で一変するところもとても緊迫感があって好きなのです。
>その言葉は空っぽになった心に落ちていき、跡形もなく消え失せた。
フランクの弔問に行った時、ジャクリーンに「元気をだしてね」という言葉をかけますが、その言葉を自身がかけられたときのこの描写がたまらなく好きです。
心情がとても伝わって。
ハワードがいい感じで嫌なやつに見えますね。
1人称なので、読者もルビーフィルタがかかってるのですが、
人の心が分からんのか! という感じで。
腕輪渡すシーンがとても好きです。
でも、本当のハワードはどんな人なんだろうと気になったりしますね。
気になった点も少しだけ。
改稿を求めるような意図ではなく、あくまで一読者の感想と捉えていただけると。
大狼の出現時期がよくわかりませんでした。
「十年前まで、この村は大狼に襲われていた」
「ただその攻撃は五年前に突然終わった」
2話でこのように表記があるのですが、どっちなんだろう、と。
また、10年前というと丁度幼い日のルビーとジャックが森でウサギを獲っていた時期なので、それは相当危ない行為なわけでして。
5年前としても、幼き日の森あそびは変わらず危険なはずでで、
2人とも「大狼」の存在を気にしていないのが少し気になりました。
子供なので、「平気だよ」くらいに思ってたのかも知れませんが、人死にも結構出てたようですし。
あと、6話で出陣前にジャックの姿を探していないのが個人的に気になりました。
コゼットに言われるまでもなく、ジャックの姿を探していたと思うので。
あの村長の演説の際に、ジャックがどんな表情で聞いてるのだろうと。
全体に文章が読みやすく、適度に謎が散りばめられていて続きを読むのが楽しみです。
気になるのは、ルビー父ですかね。
目の赤い2人。
また来ます。
作者からの返信
島本さん、コメントありがとうございます😭
たくさんの好きを挙げてくださって、とってもうれしかったです!!
カメムシさんのところでたくさんアドバイスをいただいて、さらにそれを読んだ方が来てくださるなんて、なんだか感動ですね笑
さまざまなご指摘もありがとうございます😊
狼の時期に関しては、とてつもなく曖昧で矛盾だらけだったなと反省しきりです。
また来てください!
待ってます💕
>「ハワードったら、やるじゃない。ルビーにルビーを贈るなんて」
ここはちょっと安っぽくなっています。
「同じ名の宝石を贈るなんて」とかの方が。
>己の財力を見せつけているのか。素直に私を思っているのだとは思えない。
まあ両方でも矛盾はしませんしねえ。
>ジャックならどうするだろう。
ここの対比は魅力的に描けていますね。
>はっと顔を上げると、顔を歪めた大勢の男たちが、いくつもの粗末な担架を広げて門を抜けてくるところだった。心臓が一つ脈打った。怪我人を置いてきたのか。
ここは一見だと読み取りづらいです。
まず持ってきた担架が「広げて」とあるので、空なのか怪我人が乗っているのかわかりません。加えて「怪我人を置いてきたのか」とあるので、担架に乗せず山に置いてきたように読めるのです。
ここは怪我人を乗せていることを明記して、村長は手柄の自慢のために先行していた、とする方がよいかと。
あと、ルビー的には村長の性格よりもジャックの安否への心配=担架が来たことに安堵する気持ちを優先させた方が自然な流れにも思います。
>ジャックの胸ははだけられ、どす黒い血の滲んだ包帯が巻かれていた。
>「お腹が」
傷が胸なのか腹なのか、両方怪我しているのかわかりません。
>「狼の爪にやられた。大したことはない」
狼はイヌ科なので、熊や猫と違って爪で攻撃しません。ほぼほぼ噛み傷です。大狼は怪物なので何してもよいですが、この場合は違いますからね。
>負傷した男たちは、真っ直ぐ教会の方へと向かった。
ハイイロオオカミ一匹にこの死傷者は、流石にリアリティがありまっせん。狼の群れを退治しに行ったとかならまだしも、普通の狼一匹ですから。というか普通は狼の方が人間の群れを避けて逃げ続けるので、襲われるより追いつく方が困難なはず。シートン動物記でも銃や罠を使って狩っていましたし。
この死傷者を維持するのであれば「群れに襲われた」とかにする必要があるでしょう。本来狼は群れで狩りをする生き物ですし。習性についてはまあ、多少ファンタジー補正でごまかすとしましょうw
>狼狩りに出たおよそ20人のうち、無傷だったのはたったの5人程度だった。
ここは死者の数もあった方がインパクトありますね。
あと「20」のゼロだけ半角です。
>「狼の群れに鉢合わせたんだ。
お。しっかり説明がありますね。よかよか。
ただ銃にせよ群れの話にせよ、戻ってきた時に触れておいた方が疑問は抱かずに済みます。前半の描写でそれとわからせつつ、詳細はここで語るくらいがいいバランスかと。
>俺たちの言い分何てまったく無視さ。
「言い分なんて」
状況説明としては、以下の部分がないのが気になります。
・群れに大狼は含まれていたのか。先頭の黒毛がそうなのか。
・狼は何匹程度倒せたのか。銃の成果はあったのか。
この説明だと、村人たちは狼の群れから逃げただけに読めます。
殺した狼の首がどこから出て来たのか、不思議になりますからね。
>狼狩りは容易に果たせるものではない。無計画に、真正面から突き進んでも失敗するだけだ。そうしている限り、鼻も頭もよく働く彼らには勝てない。
これはその通り。銃と罠を揃えるのも必要でしょう。
まあ普通の狼ならの話ですが。
というか、今回のこれは結局大狼の群れなんですかね。別物?