病院

 オレはそもそも猫アレルギーなんだよな。

 

 やっぱりあれが夢だったら、あんなにたくさんの動物王国にいたのだから、からだが耐えられるはずないんだ。

 

 あーなんでアレルギーもちなんだろう。

 これじゃあ、将来獣医さんにすらなれないじゃないか…。

 

 まぁ、受かるかどうかの問題もあるけどさ。

 

 …

 

 もう一度検査するのもありなのかもしれない。

 

 あー、でもアレルギーじゃないといいんだけどなぁ…。

 もし、アレルギーなら治す方法知りたい。

 

 半信半疑のまま、オレは病院へと向かった。

 

 まず診察券を受付にだしてっと。

 …結構混んでなぁ。

 

 仕方なく後ろの方の空いている席を探して座った。

 

 病院は、最低一時間はかかるからなあ。

 なんか本持参すればよかったかな。

 

 病院終わったら、濃厚なクリームとミルクたっぷりのアイスでも買って帰ろっと。

 

 まだ診察すら終わっていないのに、早くも帰りのことを考えているオレ。

 

 あーあー…、イッヌサマが現実にいたとしたら魔法でアレルギーなんて治してくれそうだよなー。

 

 オレの診察順番まだかなぁ。なんか待ってる間に首が痛くなってきちゃったなぁ。

 

 アレルギー検査じゃなくて、首の検査に変えてもらいたいなーなんてそんなわけにいかないのは、もちろんわかっている。

 

 大人しくしていましょうかね。

 

 一人、二人と診察室に呼ばれていった。

 

 オレは何番目だかわからないけど、かなり待ったのちにようやく呼ばれたのでありました。

 

 長かったです。

 ただ座っていただけなのに、なぜか疲れました。

 

 待合室が椅子じゃなくてベットならいいのになぁ。

 

 フカフカのベットでさ、枕も最高なやつ。

 そんでもって、ドリンクバーに漫画読み放題とかさ。

 

 …うん。

 これは、もう漫画喫茶じゃありませんか…

 

 やっぱり却下ですね。

 うん。

 

 そんなくだらないことを考えていたら、やっとこさ呼ばれましたよ。

 

 あー、やっとこさ…ですよ。

 

 続く。

 

 

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