第10話

照史side

俺の妻は本当に頭がいい。それに推察力も高くなにに関してもパーフェクトだ。俺はそんな妻が高校生の頃から好きと同時に嫉妬していた。だけど自分に持ってないものを持ってる妻に俺は尊敬もしていた。

「あっくん……?どうしたの?」

「ううん!なんもないよ!」

俺は不倫相手であるこっちゃんと俺の家のベットにいた。

「不倫バレたりしてないよな……」

「大丈夫だってぇ〜!ここあも確認したもん!あっくんの証拠消しはバッチリだよぉ!」

こっちゃんは俺の腕に巻きついてきて、俺は雰囲気に流された。妻はお義母さんの家に帰省しているし特に心配事はない。俺は欲に溺れていた。だけどなんて思いもしなかった。
















蓮実side

「……ということで照史さんとの離婚を認めてください。」

私は家族と照史の家族を実家に集め不倫の証拠を出し、議論していた。

「私達は蓮実の証拠通りこれは不倫に間違いないと考えています。」

とお母さんが言った。

「認めたくないけど……これは不倫です。本当にすみませんでした!!」

と照史の両親は土下座した。

「お義母さん!お義父さん!悪いのは照史さんですので、謝らないでください!」

「息子にはしっかり償わせていただきますし、息子と家族の縁を切ります!!なので……息子と離婚しても仲良くしてくれませんか?」

とお義父さんがお願いする。

「もちろん。だから顔を上げてください。お義父さんたちにも協力をお願いしたいのですが……」

「もちろんです!」

そうお義母さんが言うと実家にユッキー、沙耶香、智洋が入ってきた。

「久しぶりです」

「久しぶりだな!智洋くんも!」

「あら!沙耶香ちゃん!大きくなったわねぇ」

「お久しぶりです!今回は全員で戦いましょう!」

「みなさんで勝ちましょう!」

「もちろんだ!ユッキーがいて頼もしいな!」

そうみんなで活気ある話をしている。

「まずはお義母さんちは荷物をまとめてこちらにしばらく泊まるようにしてください。万が一なにかあったときが困るので。こちらの家でなにかしらの被害があっても……」

「私たちが守るから大丈夫よ〜!」

とお母さんが言った。正直我が家は喧嘩に強いし、お父さんは警察で、お母さんは元医者だから最強タッグだ。

「分かりました!とりあえず荷物を簡単にまとめてしばらくこちらでお世話になります。」

とお義父さんが言う。

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