きみに歌えば

ふわり

スカートの羽広げ

白いワンピースを着て

またいつか

きみと恋したい


背中に隠した手

そっときみに見せるから

月の光を集めた花束

わたしに


きみに歌えば

真夜中の雨のカーテンも

ドラマチックな

花のシャワーとドレス

Hi, Miss

(こんばんはお嬢さん)


きみに歌えば

もっと近くで

よく見せてごらん

ネックレスからきみの歌が

聞こえて

満月の海

空へ続く水面

月光の階段

寄り添うふたりが

見えた


恋すると

世界が恋のうた歌い出す

あの木もあの花も

恋のうた歌ってる


きみが好きだよと

ずっと一緒にいようと

静かに囁き合ってる


you are

moon-blooming

smell of flowers

(あなたは

月に咲いた

花の香りがする)


The perfume of the smell of the universe

in one's clothes

You and the Moon Night Rendezvous

It's romantic, isn't it

(宇宙の匂いの香水を

身に纏って

あなたと月夜のランデヴー

ロマンチックね)


きみに歌えば

小鳥のさえずりは

あなたをゆめへ手招く囁き

天国の門の入り口

開く歌

わたしのところへ

来て

幼い誘惑


きみに歌えば

あなたを音楽に乗せて

わたしのもとへ

運んでいくの

来なさい

わたしのところへ

わたしの体の上で

踊りなさいあなたは


I can hear you

I can hear you

My heart, wet with necter of flower

against your lips

(聞こえるよ

聞こえているよ

花の蜜に濡れた心臓を

きみの唇に押し当てて)


月にかけられた蜘蛛の巣に

羽ばたいていく

傷ついた蝶達よ

きみは

あなたの指先が

それをそっと救う

自由にすると


きみに歌えば

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