2つの世界の知識で成り上がれ! ~世界が変われば魔法も変わる~
Kinoko
1章 中学編 憎悪と希望の林間学校
第1話 水方春人
俺の名前は
俺たちの生活は魔法と化学によって支えられており、人は魔法や化学を学び、魔法使いになるものや化学者になるものなど多種多様な未来があり、特に最近は魔法がブームで自分もそうなれると思っていた。
俺が小学校1〜2年生の頃は魔法も勉強も、もちろん運動もできると思っていた。
しかし年を重ねるにつれて、各分野で才能を感じさせる者達が現れ始めた。
俺も負けじと努力をしたが、1〜2年生頃の努力と言えないような努力では到底及ばなかった。
そんな中でも俺は魔法だけは頑張っていた。
それこそ勉強や運動そっちのけで魔法の練習を毎日した。
それでも現実は上手くいかなかった。
どんだけ練習しても上達しなく、魔法使いのスタートラインにも立てなかった。
俺は魔法が好きで魔法使いになりたかった。
それなのに俺は実力が伸びず、伸び悩んだ結果、当初思っていた魔法の憧れはちょっとずつ無くなっていった。
そして俺は魔法が好きで魔法使いになりたい”と言う気持ちをいつしか考えなくなった。
そして今、その現実に不貞腐れている俺は中学校に入学して2〜3ヶ月経っていた。
月曜日の朝、俺はいつものように中学校に来て昨日のテレビの話やゲームなどの話を友達としていた。
「春人〜、昨日のウゴクナ! 点P見た?」
俺に話しかけてきたマッシュルームカットのこいつは
こいつとは、小学校の頃からの仲でずっとクラスが同じだったからか気のおける友達だ。
「見た見た、ヘルメットおばさんホワイトが面白すぎたわ」
「マジでそれな!」
と言って会話に入ってきたのは、茶色に近い黒髪を持つイケメンだ。
しかし中学に入学して3日でクラスのみんなから、わりかし空気が読めない奴と認定された
その後悠真を含めた3人で何気ない話で朝のホームルームまで時間を費やした。
担任の先生が教室にやってきて朝のホームルームが始まった。
「以上で朝のホームルームを終わりますが、今日の6時間目に再来週にある林間学校について班を決めるので各々が話し合ってきめてください。」
と先生が言った。
「やっとか〜」
「みーちゃん一緒になろ〜」
とかクラス中で楽しそうな声が聞こえる。
「ああ、1班3〜5人で作ってください」
と先生が教室から出ていきながら言った。
そして時間が過ぎ、6時間目の前の休みの時に俺の机の前にやってきたものがいた。
「班は決まった?」
そう声かけてきたのは、俺の幼なじみの
きれいな黒髪を方まで伸ばし、ややきつい感じのする美人だ。
こいつはいわゆる天才って奴で魔法が大得意だ。
つい先日8段階ある魔法技術検定(通称:魔検)の上から3番目であるBランクに位置している。
12歳9ヶ月でBランクになったのは歴代で3人しかいないようで、周りから期待されている。
「山口と菊池と組む予定」
と俺は愛想なく言った。
「そう、ならよかった。でも、ぼっちだったら私の班に入れてあげようと思っていたのにな~w」
と俺に煽るように言ってきた。
俺は小さい頃こいつのとは好きでも嫌いでもなく、気使いができて優しいと思っていたが、ここ最近は俺のことを見下しているように感じるので、才能のこともあり普通に嫌いなっていた。
美保は次々と俺に煽るような真似をするが、無視し続けているうちに6時間目の時間になったので俺の机の前からいなくなっていた。
林間学校の話し合いはスムーズに進み、俺は予定通り山口と菊池と組むことができた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます