　最初機内員の人たちから正気を疑われたが、目の前で光魔法を見せると、外に出る許可が出た。

「B級ダンジョンに出るワイバーンか。なんで外に」

　不思議でしょうがなかったが、ワイバーンを処理する方を急がないと大惨事になるので、考えるのは後に回してワイバーンの体の魔力過多の場所に指で突く。

　絶命してワイバーンが飛行場に落ちていく。

　そのまま落ちていけば、滑走路が変形する可能性があることに思い至ったので、空中で結界を踏み台にして、地面に向けて跳躍し、下でワイバーンをキャッチする。

「ついでにスライムも退けとくか」

　ワイバーンを滑走路の側の芝生に放ると、スライムを片付けて、空港に向かった。

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