　翌朝であるが、ダンジョン協会側から『殺生石』を攻略したことで、宣伝協力の計画が頓挫したので暇が出された。

　経営計画もそうだが、攻略されたダンジョンの事後処理でこれからつききりになるからだろう。

　彼らにとっては最優先事項だから、他の業務を止めざるを得ない。

「暇になったな」

「カジノとダンジョン以外に娯楽ないものねここ。カジノは出禁で、ダンジョンは今慰安旅行ってなってるから都合が悪いから」

「一応ビーチもあるだろ」

「ビーチねえ。日焼けするし、海水浴って嫌なのよね。猛毒生物がウヨウヨしてて命の危険あるし」

「他だと地元の温泉と漫喫とかか」

「無難な感じね。それでいいかもしれないわね。というかむしろ慰安旅行として正当な気がするわ。温泉に行きましょう」

「行くか。予算は大丈夫か」

「協会から追加予算をもらってるから、うちからビタ一文出さなくても温泉なら大丈夫よ」

ーーー

よろしければ、フォロー、いいね、星お願いします！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい