最大7話短編集
bbキャンセル君
父
一人の子供を拾った
わーわーうるさくて愛らしい娘。
小さい体を段ボール箱の中でうずくまってたあの日の事を忘れない。
娘に色々教えてやろうと思った。
おをつけると丁寧になるものがあるんだよ。
って
例えばお箸とか・・・・お母さんとかね。
そしたら俺のことをお
ため息をついて、それはやめなさいと言う。
別の意味に聞こえてしまうからと俺だけの心が汚れているのか?なんて
逆に面白がってやめなくなったけど
それでも愛らしいと思えるのは
血は繋がってはいないけど・・・・
あとさ関係無いけど
今俺は父親の気持ちが分かるような分からないような
日々を送ってるんだよ。
俺は元々人の心なんて無い方だから
こんな事無縁だと思ってたから・・・・・。
愛してるなんて幻の言葉だったのに
ははっ。
「三家・・・・・愛してる」
娘はニコッと笑って私も!
と強く共感してくれたのを覚えている。
ありがとう・・・・それだけだ。
初めての愛しているに乾杯を。
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