カオス・イン・ザ・ボックス ~サブイベ体質のお人好し吟遊詩人が癖つよキャラたちに振り回されるお話~
クマ将軍
ようこそ、混沌の箱庭へ
VRが普及して三十年。その間、様々なVRゲームが台頭してきた。
その中でVR黎明期から存在していた最古参VRMMOがあった。
その名も『カオス・イン・ザ・ボックス』。
通称『こんばこ』。
由来はカオスとボックスで混沌箱。
そこから『こんばこ』へと縮められたのが由来である。
度重なるアップデートにより、グラフィックやゲームシステム、コンテンツも現在のVRMMOに比肩するばかりか、次元一つ越えているレベルになったごちゃまぜファンタジーVRMMOだ。
だがそのゲームの最大の特徴はそれだけじゃない。
数々のファン、それも著名人や科学者、有名人などが密かに己の論文や様々なお遊びデータを運営に渡し、ゲーム内に実装させているのだ。
見つければ、データは自分のもの。
上手く利用すれば一攫千金。
そうした要素も相まって、このゲームは非常に人気が高い。
まさにネタの宝庫。
尽きることのない無限の娯楽。
そして。
そうしたデータを見つけ、動画投稿サイトで配信をする人々を――。
――人は、CTuberと呼んだ。
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