第26話 デート、パパのお財布

 女の子はパクパク食べている。流れて来るにぎりをサッと取ってはパクパク。パパは食べる量を調節している。パパは久しぶりの回転寿司に女の子がパクパク食べている気持ちが分からなくはなかった。


「お前、フードファイターかよ?」


「パパ~♪ もうお腹いっぱい♡」


 女の子は気付けば、ひとりで二十五皿を食べたのである。これにはパパはびっくりである。パパは五皿しか食べていない。パパはお財布が一気にさびしいことになる。


「パパ~♪ ごちそうさま♡」


「お、おう。ちょっと食べ過ぎじゃないか」


「えへへ♡」


 こうして、パパのお財布が一気にさびしいことになって、パパは執筆を頑張る必要が出てきた。女の子は幸せそうな顔をしている。パパは我が子の食欲にただびっくりである。

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