　パパと女の子は一枚の大きな紙に創作桃太郎の話を書くことにする。女の子は鼻歌交じりである。パパはそんな女の子を見て笑顔になる。女の子は桃太郎の絵を描く。

「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが居ました。おじいさんとおばあさんは借金があります。どんぶらこ、川に桃が流れて来ます。桃太郎が生まれて、すぐに鬼ヶ島へと桃太郎は鬼退治に行きます。目当ては金銀財宝です」

「ある意味で夢があるな」

　女の子の創作桃太郎にパパはうなずく。

「桃太郎は鬼退治して、金銀財宝を持って帰っておじいさんとおばあさんにあげました、とさ」

「感動的だった」

　女の子の創作桃太郎にパパは親バカ発動。パパはこのあとにウェブ小説サイトのコンテスト応募作品の続きを執筆予定である。

「めでたし、めでたし。パパ～♪　昔話出来た！」

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