第14話 絵本、桃太郎
パパは女の子に絵本の読み聞かせをしようと一冊を本棚から引っ張り出す。女の子は目をキラキラ輝かせている。桃太郎、日本人ならば誰でも知っているだろう昔話。パパは読み聞かせを始める。
「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが居ました。おじいさんは山へと徘徊に、おばあさんは川へと泳ぎに行きます。どんぶらこ、川に桃が流れて来ます」
「パパ~? あたしの知ってる桃太郎と違う」
「そうだな? 誰が書いたのだろうか?」
パパの創作昔話である。女の子のうけはいまいちだった。女の子は桃太郎の絵本を自分で読み始める。
「パパ~? あたしも昔話を作りたい!」
それを聞いてパパは。
「よ~しパパも昔話を考えるぞ~♪」
本当にこの親子は仲がいいのである。
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