『推しの子』のハナシ

原作プロローグ 第１話

　大自然に囲まれる田舎の総合病院に産婦人科医として勤めている『ゴロ―』（のちのアクア）が、アイの子供として生まれ変わるまでのお話です。

　病院がある場所も後々、ここがどこなのかという事もわかりますが、今回はあえて言及しません。

　この段階で、けっこう離れてしまう読者が多いらしいですね。

　気持ちはわかります。

　僕もこの部分は、最初アニメで観たんですが、なるほど、そういうお話か。正直『う～～ん』って思いました。

　でもですね、頑張ってアニメの１話は全部観てほしいんですよ。

　１話を見終わった時の感想。

「天才や！」

　曲がりなりにも小説を書き続けてきた人間には絶対わかるはずなんです。

　この物語がいかに天才か、という事が。

　イラストもさることながら、セリフの一つ一つ。設定の緻密さ。ぶっ飛び過ぎてる展開。

　アニメってけっこう振り切った設定や展開の物が、確かに多いですし、それが引きつける魅力でもあるんですけど、こんなにぶっ飛んでるのに魅せられた作品は初めてでしたね。

　あ、そうそう。

　感想。

　この回で一番可愛いのはアイでもさりなでもない。

　ゴロ―だ！

　特に！！

　僕は

　どうしようもないほど

　君の奴隷（ふぁん）だ

　っていう、ゴローのセリフ。

　ここで読者はもう、ゴローに感情移入して、アイの奴隷になってるわけです。

　僕も奴隷になりました。

　好きな人の言う事って、例え支離滅裂でも、間違えであっても、それは絶対！なんですよね。

　アイドルは偶像。

　嘘はとびきりの愛。

　そんな事がテーマになった作品なんだなと言う事が、しっかりと伝わるプロローグでした。

　ちなみに、この部分は高校生になったアクアの過去語りです。

　もう、ワクワクしかない幕開け。

　引き続き、次回はいよいよ第一話について語って行きたいと思います。

　お気軽に、コメントくださいませ。

　本文と関係なくても全然OKです。

　それでは、一緒に盛り上がって行きましょう。

　サインはB～～～(*´ε`*)ﾁｭｯ❤