乱数のシード（らんすうのしーど）

登場人物

森啓介（もりけいすけ）

　三十五歳。道警の警部補。結婚五年目になる妻がいる。真面目な性格をしている。芸術が好きで、趣味は美術館巡り。

高倉有隆（たかくらゆたか）

　三十一歳。在宅勤務のプログラマー。女性が苦手。執行猶予期間中であり、双子の弟の犯罪の証拠隠滅に加担した過去がある。

高倉有理（たかくらゆうり）

　二年前に焼身自殺をした、連続女性誘拐殺人事件の犯人。高倉有隆の双子の弟。

笠木創也（かさきそうや）

　二十六歳。フリーランスのイラストレーターの仕事と、工場の仕事を掛け持ちしている。バイセクシャルにトラウマのある同性愛者。高倉と同棲をしている。

佐々木和夫（ささきかずお）

　四十九歳。道警勤務の警部。森の上司でパートナー。以前高倉の弟が犯人の連続女性誘拐殺人事件の捜査を担当していた。

山中武（やまなかたけし）

　四十六歳。道警の警部。連続撲殺事件を捜査している。独身。野村の上司でパートナー。

野村哲郎（のむらてつろう）

　二十九歳。道警の警部補。連続撲殺事件を捜査している。

福原浩二（ふくはらこうじ）

　四十五歳。高倉の弁護人。

小川蓮（おがわれん）

　十九歳。高校中退後パチンコ屋で働いて生計を立てている。高倉の弟に母親を殺害された被害者遺族。

辻井俊成（つじいとしなり）

　四十七歳。高倉有隆の前職の同僚。IT企業に勤務している。二十歳年下の妻がいたが、高倉の弟により殺害されている。被害者遺族。

前田渉（まえだわたる）

　二十七歳。不動産会社で勤務している。高校時代から交際していた妻がいたが、高倉の弟により殺害されている。被害者遺族。

森梓（もりあずさ）

　三十四歳。森啓介の妻。