第7話

「おはよう、春」


「・・・おはよう、夏」


一瞬、頭が理解出来なかった。夏に起こされることなんて今まで無かったから、それに見る景色がいつもの家じゃないことに戸惑いを感じて


「・・・春?」


思わず涙が


「大丈夫だよ、私がいるから。」

夏が優しく慰めてくれる。


「うん。」



ーーーーー


そして、今度は優くんが寝て居る。


優くんは、先にご飯(肉だけ)と水を用意してくれて居る。


「あぁ、本当に最悪!!これからどうしよう」


「どうしようか、」


「本当、あのインキャのせいで私達がこんな目に」


「・・・優くんも知らなかっただろうし、誰も悪くないよ」


「いや。あいつが悪い。あいつの日頃の行いに私達が巻き込まれたんだよ。」


夏は、優くんを嫌って居る。正直みんなして、ここまで優くんを嫌って居る理由が分からない。


「ねぇ、夏はなんで優くんのことそんなに嫌いなの?」


「そりゃ、巻き込んだし、インキャだし、薄ぎみ悪いし、精神的に受け付けないんだよ。」


「・・・」


そんな理由で、




朝の私を励ましてくれたように、夏は優しい。けどこのような一面もあるのも確かだ。

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