第4話 情報収集と暗殺。

#2024/06/26 誤字脱字の訂正、文章の編集を行いました。


ユウが町の付近に着くと、普段の町の様子と違う感じがしたので町の外の森の中から観察をした。


様子を伺っていると明らかに兵士の数が多かったし、森で町に向かっている途中に何人かの兵士の死体があったので森へ送られた探索部隊だと分かった。


死因は刀傷や弓矢では無く、猛獣に引掻かれたり噛み殺された傷が原因で亡くなっていた。森に慣れていない兵士だった。


鎧を装備して厳重な装備は良いが、その装備のまま山登りをして猛獣に襲われたら重くて動けないし、素早い動きをするので兜を装備すれば防御力は上がるが視界が狭まり対応が出来なくなる。


観察をしていたら兵士の3人に見つかり、拘束されそうになったが身体強化で鎧の上からでも拳の打撃は効果があった。


鎧がベッコリと凹ませて、声を出す前に即死をさせた。


あとの2人は、その光景を見て呆然としている所を兵士達の後ろに音を立てずに瞬時に回り、右脇腹辺りを拳で打撃をして、残りの兵士には振り向いた所を腹を打撃し絶命をさせた。


情報を聞くべきだったと後悔したが、その必要も無さそうで、また兵士がやって来た。


今回は5人組の兵士でお得意の暗殺術の出番で音を立てずに忍より用意してあったナイフで音もなく鎧の隙間に刺していく。


先頭を歩いていた兵士が気づいたら1人だけになっていた。


ユウは暗殺術、武術、剣術、身体強化のスキルはMAXになっていた。魔術は10段階中8である。


兵士が慌てて仲間を寝ているとでも思っているのか揺すって起こそうとしている。


突然後ろから声がかけられた。


「お前達は何しにきたんだ?」


冷たい声に恐怖を感じ、正直に聞かれた事に答えた。


兵士「王女様の捜索です。情報を知っていると思われる、この森に住む男の捜索もです」


「王女の命を狙っている者を知っているか?」


兵士の中では有名な事だったので正直に答えた。


兵士「王子様の派閥が王女様を狙っています。その暗殺部隊も今回、同行しております」


「何人だ?」


兵士「3人です」


倒れている兵士の鎧を脱がせユウが着た。


「案内してもらおう。変な動きや言動があれば即座に殺す」


兵士「わ、わ、分かりました……」


兵士に案内され町にある宿屋の中に案内された。


兵士「あちらの部屋です」


「自分の仲間が猛獣に襲われて助けて欲しいと言え」


兵士「分かりました」


無事に誘い出すことに成功したが暗殺者と兵士の6人を森の中へ誘い出せた。


付いてきた兵士が仲間の倒れている現場に着た時に、慌てて駆け寄り死んでいると分かると動揺していた時に3人を始末した。


それに気付かず案内役の兵士に続き、後ろを歩いている所をユウが後ろから護衛という形で参加をして、後ろからナイフで首を切って順番に暗殺していった。


え、暗殺部隊ってこんな簡単に倒せるものなの?暗殺部隊が簡単に暗殺されてる?


もっと戦闘的な事になると警戒して損した。


「助かった。お前は殺さないでやる」


兵士「有り難いです。聞かせてください。王女様はご無事なのでしょうか?」


「この先で倒れていたので治療したが亡くなったので、この手で埋葬した」


兵士「この森に住む男が女性物の服を買ったと情報があって」


あの時の事か・・・


「その者達はすでに、この世に居ないな。猛獣に襲われて食われていたぞ。バカな奴等だったな……この森の恐ろしさを知らずに暮らそうとしていたみたいだな」


兵士「では、なぜあなた様は兵や暗殺者を殺したのですか?」


「兵を殺したのは、この森を荒らして欲しくなかったのだ。暗殺者を殺したのは王女が生前に暗殺者に何度も殺されかけたと訴えられたから敵討ちみたいなものだ」


兵士「そうだったのですね。その報告はしてもよろしいですか?」


「ああ、かまわない。兵士を森に入れるな。見つけ次第すぐに始末する事になるぞ?王女は亡くなっているし捜索しても兵が死ぬだけだぞ」


兵士が目を離した瞬間に男が消えた。


兵士の格好のまま果物を買い、さっきの男が隊長らしき者と話をしているのを近くで聞いていると、帰る準備をしろと命令していた。


ユウは森に入り兵士達の装備を収納し家に昼前に帰った。


さっきの事をエリーに話をした。


「お前は死んだ事にしたから信じれば追われる事も命を狙われる事も無くなるだろ」


エリー「はい。助かりました。ありがとうございます」


お礼を言うと抱き付いてくる。


「しばらく様子見だな」


エリー「もう、放っておいて欲しいでね」


「王女に戻らなくても良いのか?」


エリー「えっ!?ユウさん・・・わたしが邪魔に?」


「!?そんなわけないだろ。王女に未練はないのかと思っただけだ」


エリー「そんな物はありませんよ」


「そうか。王城とかの事は良く分からないからな」


エリー「ユウさんが一緒に来てくれるなら……いえ。やっぱり嫌ですね」


エリーが腕を組んできた。


エリー「私達、結婚したじゃないですか?」


「え?婚約じゃなくて?」


エリー「え?結婚ですよ?」


「え、あ、はい。結婚ですね」


どうやら俺は結婚してたらしい。驚きだ。


「でも、結婚するには若すぎないか?」


エリー「え、普通じゃないですか?10歳くらいで婚約して15歳で結婚するのは王族や貴族では当たり前ですよ」


「そ、そうなんだ……」


この世界は随分と結婚するの早いんだな。


エリー「そうなんですよ。ユウさんの妻として頑張りますね」


お昼を食べ終わった。


「釣りに2人で行くか?」


エリー「釣りですか?釣りをした事ありませんが、やってみたいです!」


川に行く事になり準備をしてエリーと手を繋ぎ川へ向かった。


川に着き釣りをはじめると、最初は戸惑っていたエリーだが釣れだすと笑顔で夢中になっていた。


釣るポイントを移動したりちゃんと考えてるみたいだ。


俺の向かいに来て釣りをはじめた……


可愛く手を振ってくると、ピンクのパンツ見えてますよ。


チラチラ見えて気になって集中出来ない。


随分んと釣れたから帰ろうかと思ってるとエリーが近寄ってきた。


エリー「ここは人は来ますか?」


「いや。見た事無いな」


エリー「川に入っても大丈夫ですか?」


「ああ、大丈夫だと思うぞ」


エリー「回りを見張ってください。ユウさん以外に見られたくないので……」


「え、分かった」


エリーが服を脱ぎだしパンツ1枚になった。


明るい場所で裸を見るのは初めてだ。


色、形、大きさ完璧だ。と見惚れていると。


エリー「そんなに見つめないでください!見張りもちゃんとお願いしますよ!」


「ああ、任せておけ」


というが気になってチラチラ見てしまう。


エリー「見張りになってませんよ。ユウさんもこっちに来てください。背中そ洗ってさしあげます」


「良いのか?そっちに行って」


エリー「背中を洗うのですから、近くに来て頂かないと洗えませんよ」


服を脱ぎ川に入ってエリーの近くに行った。


エリー「向こうを向いて座ってくださいね」


言う通りに座ると、エリーが手で背中を洗ってくれるがくすぐったい。


それに後ろが気になる・・・


「ありがとおう。もう良いよ」


と言い、後ろを振り向くと近くで見てしまった!目線は胸に行く。


エリー「そんなに見ないでください!恥ずかしいです」


「キレイだからついな……」


エリー「そんなに見たいなら寝る時に見てください。ここですと人が来たら困ります」


「ああ、悪い」


え、夜見せてくれるの!?


水浴びが終わり、家に帰って魚を焼いて夕食を食べ終わると、夜に見せてくれると言う事が気になり落ち着かない。


いつも通りエリーが布団を2つ用意して俺の布団に座るブカブカ 俺の服を着ている。


その格好、片方の肩が出ていてとてもエロいんですが。


エリー「見せるのは片方で良いですか?」


「え?任せます……」


エリーが服をめくり片方の胸を見せてくれると 同時にパンツもおへそも見える。


エリー「どうですか?小さくありませんか?」


「キレイで可愛いぞ」


エリー「良かったです。少しなら触っても良いですよ?」


おそるおそる触ってみた。 柔らかくて温かくて気持ちいい触り心地で、 胸の先を触るとくすぐったそうにしていた。


エリー「もう、おしまいです」


「ああ、わかった。」


えぇ。もうおしまいですか。


エリー「もう寝ますよ」


「ああ。分かった」


横になるとくっついてくるエリー。


エリー「前みたいに触って寝ても良いですよ」


「良いのか?」


エリー「はい」


恥ずかしそうに言った。


エリーを抱き寄せて触りながら……寝れるわけ無い。


エリー「やっぱり今日はお終いです。ドキドキして寝れなくなりそうです……」


「そうだな。寝れなくなるな」


エリー「最後に抱き締めてください。落ち着くので……」


エリーを抱き締め気づくと寝ていた。


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