僕の腹痛の失敗談

羽弦トリス

第1話僕は過敏性腸症候群

僕は過敏性腸症候群を患って20数年。

ピンチも数々あった。また、負けた事もあった。

これは、皆さんが僕と同じ失敗をおかさないように警告する作品です。

一発目は、飲みの帰り道で。

その日は、あだ名がモナリザと呼んでる女性と夕方6時からお酒を飲んだ。

モナリザは絵画の「モナリザ」のように、キレイな腰まである長い髪の毛の持ち主であったからだ。

年上だ。7つほど。

海鮮居酒屋で、散々飲み食いして、蕎麦屋で日本酒を飲みながら楽しい時間を過ごした。

現地で解散になった。

僕はトイレに行きたかったが、バスの時間が迫っていたので、バスに乗った。

土曜日は、自宅前のバス停に停まらない。だから、自宅まで歩いて15分のバス停で降りた。

降りた瞬間、ヤツは来た!

激しい便意。

そこから、ファミマは近いが遠回りになるので、歩いて5分のセブンに向かって歩きはじめた。


ヤツは肛門をノックしてきた。脂汗滴り落ちる。

速歩きすると、股を開くのでケツの筋肉を締めて、ちょこちょこ歩きで向かう。

もう、我慢出来ない!

僕は何故、ファミマを通り過ぎたのか悔やんだ。

今頃は、ファミマで安寧を取り戻していたに違いない!

僕は大都市で草むらを探した。無い。当たり前だ。

では、コインパーキングの車と車の間で用を足そうと考えた。

そして、コインパーキングに向かって歩き出すと、アイタ〜、監視カメラが……。


もう、ダメだ!

ちょっと出そう。ちょっと漏らそう。そうすれば、パンツだけ汚してシャワーを浴びれば良い。

ちょっと、出してみた。


ブリブリッ!グチュグチュッ!ブリップス〜


あぁぁぁぁ。


ちょっとどころか、思いっきり大都市の真ん中で脱糞してしまった。

僕は開きなおる。

夜で誰も居ないので、途中2回も便意をもようし、漏らしてタバコを吸いながら余裕で帰宅した。

幸い、靴は汚れ無かった。

汚れて無い上着はベッドに投げて、ジーンズを風呂場で脱ぎ、汚したズボンと下着をシャワーで踏み洗いして、身体も隅々までキレイにした。

汚れが取れたズボンと下着は洗濯機で2回洗って、コインランドリーに運んだ。

1時間後、通常運転にダイヤが戻った感じ。


今回のミスは、トイレに行ってから次のバスに乗れば良かった事、遠回りしてもファミマに寄れば良かった事、ちょっともらすと言う作戦に出た事。

いつ、便意が襲うか分からないので、早めのトイレがカギである。

しかし、僕の脱糞事件はこれが序章に過ぎなかった。

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