No.026

雨音はしなかったが遠くにそれがいるのがわかった。巨大な生き物が蠢き這いずりまわるかのように、地が震える。空が消え、風が吹く。時期にここも恵みで満たされるのだろう。

まだ見えぬ明日の向こう、夏を告げる光の龍の、その色、サンダー・イエロー。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

COLOR @soundfish

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ