第2話 〜謎新組織と能力測定その1〜
葉月 ん、(今何時だろ)
??? 現在時刻は7時45分です
葉月 え、まじで!?ヤバっ!!
ニュース '速報です。突如として人々に様々な能力が付与されました。それを踏まえて国会では.....
親 !!、あんた、今日は学校行かない方が....
葉月 何?朝ごはん?時間やばいからいらなーい!いってきゃーす!
親 あ、、、
伊集院 気をつけ、礼
全員 お願いします
大西T えー、本日のホームルームを始めたいところなんだけど、今朝に実はやばいニュース速報があったんだ。
伊集院 何があったんですか?
木倉 また不審者っすかー?
大西T 実は、全人類に突如として様々な特殊能力が備わったらしいんだ。
鳥海 またまたーw
伊集院 え、厨二病再発っすか先生ww
大西T すまんが、ガチらしい。先生たちもこの事態は本当に急で何が起こるかわかんなくて慌ててるけど、校長先生が所属する各学校の校長の集うグループラインで、その能力が何か、そしてどう使うかが分かるやり方があるらしい。校長先生は既に自分の能力はわかると言っていたから、今日は授業はしないで自分たちの能力の確認と、強さを身計らないといけないから、体育館に移動ってことになった。だから速やかに移動してほしい。
葉月 (なんか、すごいことになったっぽいな...)
〜体育館〜
鳥海 みんなしっかり整列してー
灰白 え、見てみて、ものすごい勢いで校長先生が走ってきてる。
校長 はぁ、はぁ、はぁ.....
葉月 うわっ!ほんとだ、そんなにやばいことなん!?
校長 みなさん!!
全員 !!!
校長 ふぅ、、、みなさん、落ち着いて聞いてください。
葉月 (落ち着くのそっちじゃね...?)
校長 大変なことになりました。整列はしなくていいので、その場に座ってください。何点か話したいことがあります。まず一つ目に、この世界の人類全てに、特殊能力が備わりました。この学校にも、能力の使い方を理解した人が襲撃に来る可能性があります。二つ目に、その能力というのは2種類あります。うち一つ目は社会集団に属する一つの団体の共有スキルというもので、二つ目は個人で所有する個人スキルです。個人スキルについては、私がなんの能力か審査するやり方を知っているので、それで行います。それでは、3年生から適当に並んで、校長室に来てください。
校長 それでは次、葉月さん。
葉月 あ、お願いします。(わざわざ1対1で話すほど重要なのか、これ、、よっぽどまずい状況なのかな...)
校長 !なるほど、君は、色使いだね。
葉月 色使い?えっと、ちなみにどんな感じの能力ですかね、、、
校長 色を混ぜることができるよ
葉月 あ、ですよね、、、(ゴミの予感...)
校長 ちなみに、君には能力の中でも、大自然の4元素などの一番いいタイプの固有スキルだから、大事にしなさいね
葉月 !?えっとつまり、どういう....?
校長 赤あるだろう、それを出すと炎、青は水、黄は稲妻などだね、色を混ぜ合わせることでさらに多くの技を出すことができるよ、あと、使いこなせるかはわからないけど、応用が効く能力だから、色々と試してみるのもいいかもね。
葉月 まじですか、ありがとうございます!(あれ、つまりこれ、ふつうに強いやつだったりする...?)
校長 では次に能力の使い方なんですけど、、
葉月 はい.......
〜教室に戻る途中〜
葉月 待っててくれてありがとう!
軌使 おう!
灰白 .....なんか、やばいことになったね
葉月 ね、でも思ったより早く終わったね。今何時だろ...
軌使 九時過ぎとかじゃん。あんまたってないとおもう、、
灰白 ならこの後何やんだろね
葉月 この学校のトップを決める戦いとか?w
軌使 そんなことしてなんか意味あるか?でもやってみたい気持ちはあるw
灰白 まあ気になりはするよねw
〜教室内〜
クラスの女子 ねぇねぇ、さっきさ、新しい組織ができるみたいな話を教員たちがしてるのを聞いたの!
クラスの女子2 なにそれ!
クラスの女子 なんでも、この学校の3年の中からクラスで3〜7人の強い人プラス生徒会の四人含めた、学校の主戦力となる組織を作るためらしいよー
クラスの女子2 それってどうやって決めるんだろうね
クラスの女子 わからないけど、たぶん、、、やばい気がする.....
大西T これで全員能力の確認が終わったところでだ、みんなの今後の活躍と、強さを見据えるためにクラス全員と戦ってもらう。フィールドは校長先生直々のスキル、"ドミネート"をつかう。これは校長の支配できる空間を作るというもので、そのほかの先生方の時間を遅くするスロー系スキル、もう一人の先生の中間次元を作り出す、いわばワープホールの中の空間を出す能力の二つを使って、そこに校長のスキルを出したから、存分にやってくれ。殺してしまったとしても、ドミネートによって復活するから弱気は出さないように。ただ、降参はありだ。自分が負けだと思ったらそれを使ってもいい。ではみんな、今から黒板に貼った紙の通り、総当たりで戦っていくから、初めに戦う人たちは四階、音楽室に移動、それ以外は教頭先生のスキル"オーバー・ルッキング"で観戦してくれ。それじゃあそれぞれ行動、開始っ!
葉月 さて、僕は何番に誰とやるんだー?ん?錫谷VS、、葉月、いや嘘だろw初戦とは言っても紙の1番上って、、、まあー、頑張るかー
〜移動中〜
えっと、確認しとこ、赤が炎、黄色が稲妻、青が水っと、あれ、白と黒はなんだろう。ってか、ぼくってスクールスキルももらってるんだよ!なんだよそれ!
((はい))
ん?なんかこの声聞いたことあるような.....
((スクールスキル、解析者、並びに身体的向上者であります。))
あ、スクールスキルってそれのことか、、、って!そういえば今日の朝時間教えてくれたでしょ!そういうことかいな!!
((はい。ちなみに、身体的向上とは、一般的な人を超越した、攻撃力、防御力、体力、運動力などを兼ね備えるというものであり、あなたにもそれが付与されています))
なるほどねー、じゃあ常人より運動神経が良くなってるってことねー。あそうだ、解説者ならさー、個人スキルにある赤青黄色の他に白と黒あるじゃん、それってどういうものなの?
((それを教えることは、現段階では難しいです))
えーー、教えてよーw
((正直、教えるよりも自分で取得し使用する方が面白いと思います))
んー、まあ確かにね、じゃあそうするわ。
ってか、そう言ってる間にもうすぐ着くな。じゃあまずは初戦、熔次がどんな使いかわからないけど、少なくともぼくは引けを取らない戦いをできるとは思っているし、勝つぞー!
((この先にワープホールがあります。この先にドミネートによって生成された空間へ転送されます。))
おっけー!
錫谷 よお
葉月 よお、調子はどう?
錫谷 今の年頃にとっちゃ最高に面白いことになったなって思うわw正直、お前には絶対勝てる自信あるし!
葉月 なんかお前、キャラ変わったな
錫谷 まあまあ、とりあえずこの楽しい試合を勝ちまくって俺は英雄になるのさ!
葉月 (あっ、こいつかませか?)まあいいや、やろうじゃないか
錫谷 もちろんだ!いくぜっ!
校長 それでは、始めてください。
〜第一回戦開始〜
錫谷 俺はな、この何もない空間で戦うのが好きなんだよ、だって的が一つしかねーから当たった時の快感がやべーだろ!?そう、俺のスキルは釘さ、釘を周囲に放つ能力で精密動作にも優れてるんだぜ?悪いがな、一瞬で殺してやる!
葉月 !!(やばい、すごいスピードで釘がいっぱい飛んできた!!じゃあこっちも!!油断させるためにもどれか一つの能力で勝てるように頑張ってみよう。ここで下手に色を混ぜてみたとして、失敗したら敗北する可能性があるから、、、この戦いが誰かに観戦されてる以上、色使いってことがバレるのなら一番関連性の高い水が使えるってことにしておこう。なら、水の特性を活かして、スピードがめっちゃ速い釘を止めるぐらいの回転量のある水を壁として作り出す!)
錫谷 何!(水使いか、これなら対処できるかもな)壁にして威力を落としてダメージを無くしたか、だがこれならどうかな!?
葉月 (今度はぼくの周り全方面にくぎを放ってきた!ドーム状にして守れるか!?)
錫谷 あまいな、何も操れるのは速度だけではないぞ!
葉月 (なんだあのデカさの釘!?)口だけじゃない、めっちゃ強いスキルだね......
錫谷 そうだろ!?この大きさとこのスピードなら、お前の水も通用しないはずだ!くらえ!!!
葉月 (やばい!これが狙いか、、この大きさと速度は逃げられるかわかんない!どうする、他の小さな釘の追撃に加えこれは、ドーム状を解除したらまずいが、、そうだ!水を限界まで収縮させてカッターのようにし、それを最速で撃てばもしかしたら釘自体を切ることができるかもしれない!)
錫谷 すまないな彩斗、ここで一旦死ね!
葉月 (大事なのは発想力と実行力!!熔次がカギの巨大化の発想をしたように僕だって...やらなきゃ......)勝てないっっ!!!!
錫谷 っ!!!!(切られた、、、だと.....!?)水が?釘を?なんで?なんで?ありえない!?
葉月 !(よっしゃ!熔次も動揺してる!!その隙に水のカッターを首元にっ!)
錫谷 なっ、なんかき.......ぐぁぁぁぁぁぁああ!?!?
葉月 よかった、閃きってすげぇな、それにしても首が取れちゃったよ、まあ、どみねえと?で治してくれるでしょー、
校長 第1ゲーム、勝者!葉月!!
錫谷 はっ!生き返ったのか、マジで死んだかと思った、、、まあ正確には一回死んだけど......そうだ、彩斗、、彩斗ー!!
葉月 お、やっぱり復活できたんだ!さっきはごめんね!
錫谷 いや、俺落ち着いたわ、さっきは調子乗ってて俺が最強とか思ってたけど全然違かったわ、おまえ、強いな。次の試合も頑張れよ!
葉月 熔次もすごく強かったよ!実際結構やばかったしな!じゃあお互い頑張ろう!
錫谷 おう、それじゃあ!
葉月 ぐっばーい!
校長 葉月さんが錫谷さんに勝利、書いといてくださいねー、あなたたちはこの新しい組織の主戦力となる方々なんですから、よろしくお願いしますね。
??? はい
葉月 よし、とりあえず勝てた。次の試合は、、え!もうすぐじゃん!休ませろよー!!w
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます