第2話降霊治療
だからミーちゃんの顔を見たとき、右側の頭蓋が凹んでいるのが視認出来た。
居現在の医学はかなり進んでいて、僕が脳出血で緊急手術をしたときは、1センチ程度の穴を開けてそこから止血出来ていた。
突然左肩が重くなって立って居られなくなってソファーに腰かけて、テレビニュースを観るが、観ていたテレビニュースは報道を続けていた。
賽の河原で、イタコが依頼者の背中に親戚縁者に死亡者がいる場合、が最高だとかで、脳卒中で麻痺がある障がい者の為に降霊させるというものだった。
降霊した依頼者は麻痺の無い霊が降りて来たものだから、麻痺の上下肢は何も無かった様に
健康的に動く!というものだった
。「降霊治療」というらしく、これが治療と呼べるべき医療の一角にあるのなら、僕はすすんで賽の河原へ行くかもと、左肩を摩りながらニュースの続きを観ていた。
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