降霊治療

しおとれもん

第1話ミーちゃんの手助け

賽の河原では潮来が依頼者に降霊の義を行い、依頼者の身体に憑依させて脳卒中後遺症障がい者の麻痺を改善させる治療が流行っていた。




そして30年前のある日、ミーちゃんがくも膜下出血に陥って緊急入院したと、知らせが届いた。

ミーちゃんがPTA人達と立ち話をしていた時に突然頭を抱えて「痛い痛い!」と言いながらしゃがみ込んだそうで、そのとき以前のミーちゃんは活動的で、病気一つしたことが無いくらいに元気だった。

その頃の医療は頭蓋の右に直径5センチ程度の穴を開けて手術しなければ出血を止める事が出来なっかった。

だからミーちゃんの顔を見たとき、右側の頭蓋が凹んでいるのが視認出来た。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る