お隣さん

私が高校生の時。

部活は19:00で終わり、帰るのが20:00くらいでした。外は真っ暗です。

家に着き、鍵を取り出し入ろうとした時、お隣さんが見えました。

私は近所の人がいれば挨拶はいつもしています。


(お隣さんだ)


そう思いましたが、私は何故か目を逸らし、そのままドアを開けました。何か見てはいけないと感じたのです。

ドアを開けましたが、入らずに閉じて、お隣さんを確認しようとしましたが、もう誰もいませんでした。

下半身だけ見えました。黒いズボンに黒い靴。お隣さんは歩いていました。


それを親に話しました。


私「お隣さんがいたんだけど、何か変だったんだよね。歩いてたと思ったら次の瞬間居なくて。」


親「玄関に入ってったんじゃない?それか見間違いでしょ。」


私「そうだよね。」


会話はそこで終わらせました。

しかし、お隣さんは、玄関の少し横から出ていく感じでした。そして向かう先は特に何か物置などある訳でもありません。

フェンスを超え、私の家に突き抜けてく勢いでした。

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