夜のトトロの森で真っ黒なおじさんに追いかけられた話

楽使天行太

はじまり

 目の前で、ヤバいことが起こっていた。


 大人が首つり自殺をしようとしていたが、なわの長さを間ちがえたのか足がついていて、自殺出来ていなかった。


 そこに真っ黒なおじさんがいきなり現れて、助けるのかと思ったら、下に引き始めた。


 首つりおじさんは苦しそうにジタバタもがいた。


 おれはしげみの中から、音を絶対たてないように見ていた。


 だけど、手に持っていたビニールぶくろの中で、メスカブトが飛んでしまった。


 真っ黒なおじさんが、こちらに向かって来る。


 なんで、こんなことになってしまったのか…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る