現代人の闇を小説として昇華させてる良作と思いました。以前知り合いと話してる中で「何で今時はこんなにも『ざまぁ』系が流行ってるんだろう」、と会話した事があります。その時知り合いはこの小説のような事例を出して、その鬱憤を『ざまぁ』で晴らしたいのだろうと言っていた。それをつまみ食いするのにNTRや悪役令嬢ものなどがちょうどいいという事らしい。だが目覚めている人には食傷気味だ。しかしこの小説は独自の視点と手法で昇華しているように思えた。拍手を送りたい。