ロリコン紳士の俺。超絶可愛い美幼女天使を助けたら、学園1の美少女とか言うやつに告白されたんだが?
白メイ
第1話 超絶可愛い美幼女天使ちゃんとの運命の出会い
俺(
一見ロリコンと聞いて危ないやつなのでは?そう思った人もいるだろう。
世間一般で言うロリコンとは幼い少女たちを邪な気持ちで眺めたり、犯罪行為を行ってしまうというのがある。たまにテレビなのでも報道されてることにより認知している方も多いと思う。
「あの人ロリコンなんだって」
「あの人には近づいちゃいけないよ」
と言った言葉を浴びせられることも少なくない。ロリコンと聞くだけでごみのような眼で見られることもある。犯罪者一歩手前とまで言われることもあった。
だがしかし、俺はただのロリコンではない!そう!
我はロリコン紳士なのだ!
ロリコン紳士とは何か?まずそこからだろう…説明しようではないか、だがあまり長く話しているとキモイ、やばいやつと後ろ指をさされるのは明確なので簡潔に。
ロリコン紳士とは、簡単に言うと保護者兼教育者のことを言う。幼女とは幼い体を持ち常に好奇心旺盛な生き物。何かのはずみで犯罪に手を染めてしまう子もいるだろう。事故で帰らぬ人もいる…そんな
そんな俺は高校2年生の夏休み最終日、中学校入学から一度たりとも欠かさない日課にしている。俺の自宅から半径5キロメートル圏内の幼稚園を梯子し帰宅していた。
「今日も天気は快晴…実にいい幼女観測日和だった。事件事故何事も無く今日を終わらせそうだな」
上を見上げ雲一つない空を眺めながら一人呟き、家路にある橋を渡っていた。
そんな時だった。
バシャバシャ 「あばっ…た、す…けて」
なにやら川の方から激しく水を叩く音と女の子の声が聞こえ声のする方を見ると、幼女が溺れているではないか!
やばい、助けなくては…このままでは。彼女は必死に川の流れに逆らおうとしているのか大きく手を動かし、泳ごうとしている。だが、川の流れにいたいけな幼女が逆らえるはずもなく段々と沖の方へと流れていく。
俺は上着を脱ぎ棄て彼女を通り過ぎるまで走り、川へと勢いよく飛び込んだ。彼女は幸いまだ体力があり、頑張って息継ぎをしている。あと少しだ!彼女へ手を伸ばし腕を掴む。
「大丈夫だ、絶対助けてやるからな!」
「……」
彼女の身体はとても冷たくひどく震えていた。怖かったのだろう、そんな彼女を抱え川を出る。
「げほっ…げほっ」
水を少し飲んでしまったようだな。苦しそうに咳をしている。俺は彼女の背中を優しく叩き落ち着くまでさすってあげた。
「大丈夫か?」
「うい、あいがちょ」
なんだその言葉…可愛すぎるだろ!!
この時俺は初めて恋に落ちた気がした…
髪が濡れてはいるが、綺麗な金髪ロング。
瞳は吸い込まれそうなほど澄んだ綺麗な蒼。
ぷにっと柔らかそうな頬。
容姿は完璧な彼女…だがこんな子は幼稚園で見たことが無い。
一言でいうなら超絶可愛い美幼女天使ちゃんだ。
「君はこの近くの子かい?」
「うい、ここちかく」
「わかった。お兄さんがお家まで無事に送り届けるからな、安心しろ」
「ういぃ」
「だがその前に名前を教えてくれないか?この近くならわかるかもしれない」
「ゆめ。たあしろ ゆめ」
たあしろ?聞いたことがない。この近所にそんな苗字あっただろうか。まぁそんなことより、彼女が風邪ひくかもしれないから上着を着せなくては。
俺は脱ぎ捨てた上着をとりに彼女と川沿いを引き返し、見つけた上着を彼女に着せた。俺は上半身裸なのでだれかに見つかれば即通報だ。だが自分の安否よりもしなければいけないことがある、それは彼女の体調管理。このままでは確実に風邪をひいてしまう、早いとこ彼女の家に向かわなくては…
「ゆめちゃん、君の家に行こうか。このままだと風を引いてしまう」
「うい、にいに…おんぶぅして」
そう言った彼女は俺を見上げながら両の手を大きく広げたではないか。可愛すぎるだろ!
これはおんぶをしろということか、だがやむを得ない彼女の希望なのだとすれば俺は断ることはできない。そして、彼女の脚では歩くのにも時間が掛かってしまう、それはつまり風邪を引くリスクが上がるということだ。
俺は希望通り彼女を背中を向け屈んだ。すると背中に軽いものが乗っかる感触があり、首に手が沿われる。俺は彼女が落ちないように後ろで手を組み住宅街へと足を運ぶのだった。
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