第6回こむら川小説大賞 雑感
あきかん
参加順 1〜10
・にんにくを食べた彼氏が死んだ - カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16817330660576438472
こむらさきさんの小説はたまに読みたくなる。駄菓子の味がするからだ。
本物川先生の提示した掌の書き方に忠実である。あれはパルプの書き方で、またキャラクターも濃いので、自分の中では駄菓子のカテゴリーに入れている。
主食としては濃すぎるが偶に食べたい、あのお菓子。これも同じ味がします。
・夏が来る夏に終わる - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330660577761520
名は体を表す。同志、草さんの小説はタバコの味がする。咽る、苦い。そして、時にはメンソール。フレーバーも作品ごとに異なるが、あのヤニ酔似た感じはタバコのそれである。
やはり今作も酔うわけだが、如何せん私に女はわからん。
・明日はドラゴンとなり、ところによりにわかあめが降るでしょう - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330660578149394
味変。というか別料理。1話と2話でここまで印象が異なるのは初めて読んだかもしれない。
一皿で二度美味しのでお得な気もする。
・DEATH POOP - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330660577819174
洋食のコース料理。そんな読み味。
丁寧に前菜、スープ、主菜魚・肉、デザートと順番に出される丁寧な味付けの料理。三千円程度の美味しいランチのコースといった趣きの店。見つけたらちょっと嬉しいそんな味。
・未来、いつかあるかも知れない日常 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330660580705617
パスタによく絡む甘いクリームソースのその奥に、ピリッと辛い胡椒の風味が食欲をそそる。この作品はクリームパスタか、と思った。
・グレートオールドトミコ☆オカルティックチェンジ! - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330660584909329
有名店の麻婆豆腐。あまりの上手さに引くレベル。
辣油だけではない。唐辛子だけでもない。花胡椒の鼻を刺激するあの風味、山椒の舌を痺れさせる味。一口で様々な味を想像できてしまう密度の濃さがこの作品にはあります。
ちょっと別格。流石は進捗の怪異。
・白狼 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330660577556245
高級料理店の前菜の様な、確かな腕前で作られた一品。そこには前菜といえども品位がある。これから出てくる料理に期待を膨れさせてしまう味。
作者の他の作品も気になってしまう、そんな小品。
・【猫耳爆乳美少女全裸待機中】 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330660594018808
創作料理。それも初めて目にする類の変わった一品。
顔文字で主人公の感情を表現する技法。正直、面白い。楽しい、まるで平野レミさんの料理か?みたいな面白さが良かった。
・Bad Body Buddy - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330660595811266
狐さんのサイバーパンクはファミレスの定食の味がする。
期待を裏切らない上手さ。それは基礎を疎かにしていないということ。
後は、そのジャンルが好きかどうか。今作は特に好きな味付け。
・この黒い海の底で - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330660596634306
一汁三菜。健康に良い。バランスが良い。そんな味付け。多彩にして色鮮やか。
他人の家の家庭料理といった風情があり、問題は私の食育歴の乏しさ、偏食的な性癖から和洋折衷色とりどりの魅力を消化できない事にある。
旨味は十分堪能できたので良し!
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