No.2 優勝を狙う(2)

 心臓の鼓動が体中に響かせてポーズを待っているときに、深呼吸をしているときにスピーカーから曲が流れてきた。


 リンクを大きく使うようにスピードを跳んでから楽しそうな姿を滑ろうとしているんだ。

 冷たい風が頬を撫でられるような感じて滑るのが好きなんだよね。

 片手を恋人にゆだねるようにターンをすることが姿勢をきれいにキープしながら滑る。


 最初に流れるメロディーに乗せてトリプルループで上半身を倒れすぎないように意識しながら跳びあがった。


 そのときにきれいな回転軸を維持して着氷してから、伸びるなかでトリプルサルコウを跳ぶために練習をするんだ。

 そこからツイズルとループターンをしてからダブルアクセルも成功して、稲生いなせ大学の方から大歓声が聞こえてきた。


 流れてくる曲はほどんどが恋人に想いを寄せるような曲が多くて、表現をするイメージを感じてからは楽しそうに滑る。


 楽しそうな表情で演技を滑っていくことができるから、スケーティングを意識しながら足換えのコンビネーションスピンを始める。

 ポジションを意識しながらエッジを掴みながら、柔軟性の高い位置でキープもすることができる。

 スピンが終わってからステップシークエンスが始まって、恋人と歩いていくような形が感じだ。


 細かいステップシークエンスは図形がきれいに描いているような気持ちで滑っていく。


 最後のツイズルはアイスダンスみたいな手足を伸ばしたまま、それがとても難しいんだと考えていたときだった。

 拍手が聞こえてからはステップシークエンスとスピンを終わってトリプルフリップを降りた。


「よし!」


 ここから得点が多くなる曲で最初はトリプルルッツ+シングルオイラー+トリプルフリップを跳ぶ。


 最初に得意なルッツジャンプを跳んで、次にフワッと一回転挟んでトリプルフリップを踏み切っているのが見えた。

 拍手と歓声、どよめきが起きた会場に響いて、その後に息をつく間もなく片足を上げるスパイラルを行う。


 そのなかで拍手が聞こえてくるなかでリズムを刻みながら、次のジャンプに向けて手を伸ばしながら滑っていく。


 次にダブルアクセル+ダブルトウループを降り、一度ターンとニースライドをしてから立ち上がって滑る。


 足が疲れていない状態で最後のジャンプに入れるのは良い感触、それからすぐに乗ってスピードに乗って行く。

 トリプルルッツを気合入れて踏み切ったら、思った以上に高さと幅が出ていた気がする。


 その次にタイミングを聞きながら三曲目が聞こえてきたメロディーに合わせて、コレオシークエンスを始めていく。


『Let It Be』のメロディーに乗せて滑っていくけれど楽しいイメージではなく、別れた過去の彼との楽しかった思い出に浸るイメージがしっくりする。


 そこからあるがままに自由なイメージで滑っていくようなことが大きい。

 スピードを乗っているけど足を上げるスパイラルだったり、そのときにイーグルを続けて余裕を感じているような姿を見たりしているのがわかる。


 すぐにパントマイムをしてからすぐに楽しそうに滑るのが見えたりしているんだ。


 最後のスピードに乗ってからレイバックスピンを始めるときに、軸足じゃない方のブレードを掴んで後頭部につけるようにする。

 そこから数えて八回転したときにビールマンスピンを位置に取ったときに拍手が上がっている。

 ギリギリまで回転数を数えてからブレードから手を離してから、ターンをしてステップを踏んでから再び新しい場所へ向かうというシーンのポーズを取る。


 それを聞いてから楽しそうなことをしているのが見え、曲が流れからは楽しそうな笑顔を浮かべていた。


 拍手が聞こえてくるのがわかっていたのに、楽しそうなことを嬉しそうに微笑んでいるのが見えた。


 インカレの試合でノーミスの演技で滑りきれたことがうれしくなってしまう。

 わたしはそれを感じてからガッツポーズで拍手に応えるようにお辞儀をしてから滑る。


「やったぁ! めちゃくちゃ上手くいった!」

「良かったね。伶菜れいなちゃん、すごい……」

「得点どれくらいかな? かなり大変だったし」


 それから特設のキスクラで待つと、稲生のみんなが笑顔で歓声を送ってきてくれているのが見えた。


「すごい歓声」

「それくらい期待されているんだよ。得点が出てきそうだね」

「うん」

幸田こうださんの得点、147.74』

 その得点を会場内がざわめきが起きているのがわかって、総合得点でも暫定一位になっているのが聞こえてきた。

『現在の得点は第一位です』

「よっしゃぁぁぁぁああああ! 一位だ」

「キャアアッ」

「ヤバ」


 それを聞こえてから拍手で聞こた瞬間に叫んでいたんだけど、中継されているのを忘れて叫んでしまったんだ。


 それを我に返ったときに驚きを考えていたけど、わたしはその後に次に滑る選手を見つめているのがわかった。


 ショートプログラム三位になっても、みんなが滑るかもしれないと考えているみたい。


『二十二番、星宮ほしみや清華せいかさん。東海林しょうじ学館大学』

「ガンバ!」

「星宮~!」

「清華ちゃん、ガンバ!」


 東海林学館大学の声援が聞こえてきて、わたしも同じように声援をした。


 それが清華ちゃんの力になるならいいのかもしれないのであれば、と考えていることがわかるんだよね。

 子どもの頃から知っていることがあったけど、楽しそうな表情をしたりしていることが大きいと思う。


 リンクの中央でポーズをしようとしているのが見え、音楽が流れてからスケートの基礎となるスケーティングをしているみたいだ。


 一蹴りするごとに勢いが増してきて覚悟を決めたような菅をしているのが見え、すごい勢いでトリプルアクセルを踏み切っていた。


 男子レベルの高さと幅を跳んでから勢いに乗った着氷でシングルオイラー+トリプルサルコウを一気に降りていたのを見て会場が声が上がっているのが見えた。

 わたしはそれを見て背筋がゾワッと鳴ってしまうようなことがあって、清華ちゃんが本気で優勝しようとしているのがわかる。


 音楽のなかで溶け込むようなジャンプだったし、伸びやかなスケーティングを目指しているのがわかる。

 スピードに乗ってからはバックスケーティングをしながら踏み切る左足のままカウンターというステップから前向きに踏み切ったんだ。


「え、ちょっと待って! カウンターからのトリプルアクセル? 訳が分からない」


 それからすぐにトリプルアクセルをきれいに着氷しているのが見えて、楽しそうな姿を見ているのがわかった。

 男子選手でもチャレンジする人は少ないから、余計に目立つかもしれないと思う。


 そのまま繰り返しクルクルとツイズルするターンでも、スピードは衰えなくて会場がざわつき始めてきている。


「ヤバ……あれ、清華ちゃん。キレてるかも」

「開き直ってる気がする。この前の全日本と一緒だもん」


 東原ひがしはらで練習している人はだいたい滑るときの感情はある程度分かる気がするんだ。

 今回の清華ちゃんは十二月にあった全日本と同じで滑ろうとしているのが見えたりしている。


 演技はどんどん続いていて、前半最後のジャンプを終えてフライングキャメルスピンを始めている。


 そこから怒涛の後半のジャンプ構成が始まろうとしているので、トリプルルッツ+トリプルループを見事に降りている。


 そこでワッと歓声と拍手が上がりながらみんなが嬉しそうに話しているのが見える。

 次に得意なトリプルフリップ+トリプルループを跳んでいるのが見えた。


 そのときにはステップシークエンスが始まろうとして、すごい練習をしているのが見えたりしている。

 次にコレオシークエンスもスピードに乗って柔軟性のあるスピンをしているのが見えている。


 ラストのダブルアクセルは最初のトリプルアクセルと似たように高さと幅があったジャンプで降りて、次に新しい練習をしているのが見えて勢いに乗ったままレイバックスピンもきれいだったんだ。


 それを見て思わず立ち上がって拍手をしている人が多くて、ホッとしたような気持ちになってしまう。

 清華ちゃんの得点は断トツのトップ、総合得点でも信じられないような点数をしていた。

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