第2話 私の友達

こんにちは。ルーナです。

これは私に起きた実話になります。

嘘ではないことを胸にしまって聞いてくれる嬉しいです。


私には心の中に3人の人格がいます。

1人目はU(ゆー)。29歳。女性。

主にお母さんのそばにいます。

笑顔や温かみのある声で優しく寄り添ってくれます。

空の写真を撮ることが大好きです。

あと、世界の終わりさんの曲や恋愛小説などが好きです。

本当は全然大丈夫じゃないのに、大丈夫なふりをします。

お母さんを安心させるために、自分を犠牲にするんです。

そんな彼女はとても優しくて健気です。


2人目はkey(キー)。17歳。高校生。

高校生だけど不登校。

髪は今は金髪です。

ピアスやマニキュアなどをしています。

頭脳明晰で努力家です。

論理的に物事を考えています。

これからのことについてずっと考え続けています。

小説を書くことが好きです。

ポケモンが、大好き。

だから、お母さんがなぜ会社も辞めて、ストレスが無くなったのになんで小難しく考えるかと言うと、その時はkeyになっているからです。

多分判別はしづらいと思いますが。


最後に律を紹介します。

彼は男の子ですが、性別はありません。LGBTQのQのクエスチョンです。

彼は人と関わることが苦手です。

人に裏切られることが怖くて、人を信じられなくなりました。

電話をすることも緊張するし、電話を取ることも怖いです。

尖ったものが怖いです。

だけど、彼は芸術の才能があります。

絵を描くことが好きです。

絵画の勉強をしたいと考えています。


そして、私は彼らと共存しています。

ですが、それと共に私には2つの苦しさがあります。

それは、ひとつが決まって入れ替わる瞬間に起こるふわふわ感と気持ち悪さと頭痛です。

私がいるはずなのに居ない感覚が起きるんです。

それが、ものすごく辛いです。


2つ目が数十分前の記憶を失ってしまうことです。

こないだは、バスの中で自分がどこに向かっているのか分からなくなりました。

その日の夜のお風呂の中で、どうしてお風呂に入っているのか分からなくなりました。

そのため、人格同士で日記を共有して、記憶を取り戻そうとしました。

記憶が戻るのに、この前の池袋に行った時は喫茶店で2時間かけて思い出しました。


そして、これは余談ですが、keyは料理が得意です。だから、ピーマンもしいたけも食べられます。

だけど、律は不器用でしかもしいたけが大っ嫌いです。

人格によって、好きなことも好みも違っています。

どうしてなのかは、私には分かりません。

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