第14話

それから、俺は生まれてくれる子どもに何が出来るかを考えていた。


いやー、まさか童貞のうちに子どもが出来るとは・・・


「先輩」


「・・・!!・・・何ですか?」

相変わらず、あらかに年上の人に先輩と言われるのはビビる。


「私はそのお子さんも引き取る覚悟は出来てますからね。」


「ブーー・・・」

思わず、喉が詰まってしまった。


「だ、大丈夫ですか、先輩」


俺はもう、色々と苦しいよ。


ーーーーーー


「優くん」


「何?」


花の腹はあれから膨れて居る。たまにお腹を触らせて貰うけど、動いて感じがする。


なんか、すげぇなぁと思う気持ちと、背徳感が


やっぱり、どうしても、色々と急すぎて他人の子どもだと言う感じがまだあってしまう・・・当然大切にするし


うん、俺は夫になるんだから。

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