第9話
そして、俺は友達に会った。
やけに妻に行かないように頼まれたが、
「本当に優なんだな!」
「うん、カズ老けたね」
「そうか、全然言われないが」
「俺はさっきまで学生の頃を見てたからなぁ」
「確かに、それは感じるわ」
カズは俺と仲の良い友達である。ちゃんと卒業してからも連絡を取り合ってくれていて、俺が川で溺れた時に凄く心配してくれたようだ。帰ったら、カズに何か奢ってあげよう。
「それでね、これ息子なんだ」
「おぉー、可愛いじゃん」
俺は、未来トークを話して、カズから学生トークをしていた。
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「つかさぁ、お前のほうこそどうなんだよ」
「何が?」
「子どもだよ。」
「・・・・・・・・・・・えっ知らない。」
「はぁーー、マジでか。これは闇があるのかも知れない」
「おい、まて。それって俺の子供なの?」
つまり、あの浮気妻の中に子供がいるってことだよな。
「・・・俺も分からない。つか、優に話してないからつまりそうなのかも知れない。」
「マジでか」
「一応、昔相談された時は優の子どもだ!て言ってたけど、分からないな。」
嘘だろう。マジでか。
こっちに来て一番のビックリ。
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