第32話別れの体験
孝と雷子で和美の遺品整理に行った。
公団住宅の階段は上がりにくく、ノルディックを手摺に引っ掛けて上がらないと危なくて仕方がない!
特に冬間近の晩秋は寒くて麻痺の左足が膝から曲がりにくい。
寒さで膝が硬化してすんなりと上がりにくいから危険この上無い!
「お義母さんたらこんなもの置いてるのね。」遺品整理だというのに一つ一つ荷物を引っ張り出しては想い出に耽る。
孝も然り、アルバムを開いては被写体を想う。中々事が進まない。
家電の内、エアコンテレビ、冷蔵庫、洗濯機は、直ぐ片付いた。
家具も遺品買取りに回して、後は衣料、身の回り品まで辿り着いたら遅々として進まない。
そこで、バツイチの別れの体験を思い出していた・・・。
別れの朝、午前5時半・・・。
夏らし
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます