第3話死神タナトス無視

一日中一緒に居たら嫌になって優しくしたくなくなる!

と、死んだ親父が嘆いていた。

「89歳か、上出来だあね人間としては・・・。」

 死に神タナトスは頷いた。

 首から頭が?げて落ちるくらい強く3回は頷いてしわがれ声を絞り出す。

 左横の長女リンバの右肩を叩きながら・・・。

「お前の番だあよ・・・。」と、和美を引き渡した。


 八束孝(やつかたかし)も八束雷子(やつからいこ)も階段を上がる・・・。

無言だ。

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